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山猫店長

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wildcatmaster21
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  • 2020年9月5日

    名前について

    「ヒナ」の名前を決めたのはヒナ自身ですが、「米崇」という苗字を決めたのはシオンです。 「自分という唯一の神なんかじゃなくて、あらゆるもの、方向に敬意を払う」という意味でつけました。 「よねだかひな」は夜鷹のヒナ、つまりは空に消えてゆく醜い鳥です。 因幡玲は名前、苗字ともに「始まり」です。終末論モノを書く小説家。終わりはもうひとつの始まりなのだから。名付け親は青霧島の祖母。 三崎隼人は正直あんまり考えてない。ミサキ=神の遣い。とにかく格好いい名前にした。強そう。 シオンは花の名前。墨天坑周辺には世界焼却以前の植物は生えないので、その花はもうデータ上でしか見ることができない。旧人類復興への希望を込めて名付けられた。 この世界では地上浄化までの時代の乱婚制度、および割とみんなで子育てをする文化によって苗字制度が廃れている。よって、改まった場面では名前の前に居住地や所属先をつける。 墨天坑のシオン、蒼電塔のサン、というような呼び方になる。
  • 2020年7月29日

    アガルタの守り人.5

    地下深く部屋に、女がふたり。 一人はシオン。哀れにも睡眠薬を盛られてしまった、ただの怖がりの女の子。 もう一人はサクラ。もう大人で、夜にも起きていていい人間。 サクラは、シオンがぐっすりと眠っているのを確認すると、ドアの向こうの物音に耳を澄ませた。 かすかに、しかし、確かに、物音がする。会話の音と、足音。 幽霊の音だ。地の底に送られた祖先たちの幽霊だ。 彼らに襲われてしまうから、このドアを開けてはいけない。そう、所長が言っていた。サクラは今まで、忠実に守り続けていた。 今日、彼女は幽霊の正体を暴こうとしていた。 彼女は、シオンが眠っているのをもう一度確認すると、そっと部屋の扉を開けた。
  • 2020年7月26日

    アガルタの守り人.4

    墨天坑に、夜がやってくる。 幽霊たちが、やってくる。 この階に、エレベーターは、2基ある。ひとつは地上へと通じるもの。もう一つは、最下層へ通じるもの。地の底へと連れ込まれ、二度と帰ってこなかったものが最後に乗ったエレベーター。 サクラは、奈落へのエレベーターに異常がないのを確認した。そして、 「お化けが出ないおまじない」 と呟くと、でたらめの呪文を唱えた。 幽霊除けには何の効果もないが、子供の不安には良く効く魔法だ。 「さ、もう眠ってしまおうか」 「今日だけ、一緒に寝ていい?」 シオンは、サクラと同じ部屋で眠るようだ。 サクラは、好都合だと思って、彼女を受け入れた。 夕食に混ぜておいた睡眠薬が効いてきたのか、シオンはすぐに、サクラの部屋で昏睡してしまった。
  • 2020年7月17日

    アガルタの守り人.3

    「お前たちは、地上に上がらないのか」 アル所長は、二人の研究員に問いかけた。 ひとりはシオン。ここの最年少者だ。 もう一人の名は、サクラ。最年長の女性だ。 「はい。この子が心配ですしね」 彼女は、シオンを一人でおいていけないと思ったらしい。 「それじゃ、お留守番よろしくな」 そう言うと、所長とその他研究員たちはエレベーターに乗り込んだ。所長の胸元でエレベーターのマスターキーが揺れる。これさえあれば、立ち入り禁止の階層にも行くことができるのだ。 残された二人は、いつもと同じように仕事をした。ただし、いつもより長く「向こう」に潜った。所長には内緒である。
  • 2020年7月13日

    アガルタの守り人.2

    キャラバン隊が墨天坑の物資を取りに来る日、人類の生存可能年数は大きく下がる。しかし、彼らが新世界の食物を見つけることができたのなら、この数字は増えるのだろう。 生存可能年数が増える要素は、二つある。一つ目は食糧生産技術の向上。墨天坑周辺には野菜の水耕栽培をする施設がある。ここで、消費される食料のごく一部を生産できる。キャラバンの探索も広義ではここに貢献している。 もう一つは、誰かが死亡することだ。そうすれば必要な資源が減る。もっとも、不慮の事故や病気で死亡するものは少ないが…… これは、あるキャラバン到着の日の話である。
  • 2020年7月10日

    アガルタの守り人.1

    墨天坑には幽霊が出る。 人類が地の底で過ごした数世代、子を産んだ親は、墨天坑の一番底に連れていかれ、二度と上がってくることは無かった。 現在、愚神派研究所がある場所のさらに深い底である。 其処で何があったのかは、記録に残っていない。しかし、信憑性が高い噂は広まっている。 皆、そこで殺されたのだと。未来の人類が生きるため、食料を節約するために犠牲になったのだ、と。 彼らの幽霊は、地上に死者が出た時に現れることが多いとされている。 キャラバン隊は犬を飼い、新世界を遠くまで旅して食用植物を探している。犬が食べられるものは、人間にも消化できる可能性が高いからだ。犬を飼うため、また、ガイド役の新人類への報酬として、ほかの人々よりも多くの(携帯食料)エナジーバーを消費してしまう。幽霊たちは、これを憎んでいるのだろう。  塔台守たちは宇宙にメッセージを流し続け、太陽光で発電する。幽霊たちは、自分たちが見ることの叶わなかった空を見る塔台守たちを羨んでいるのだろう。
  • 2020年7月7日

    更新スピード低下について

    学期末や試験が近いので、更新がゆっくりになります。 更新がない日は、こちら近況ノートにてサイドストーリーなどを公開いたします。 今後ともよろしくお願いいたします。
  • 2020年7月4日

    感謝

    反応ありがとうございます 励みになります 書き溜めてるんでゆっくり楽しんでいてください