最近フランス文学に凝ってます。直近でよんだのはガブリエル•ヴィットコップという人が書いたネクロフィリアという本。タイトル通り屍体愛好家の男が主人公のヤバめの話なのですが、非常に面白かったです。廃刊になってるせいで本が中古価格で7000円としたのが玉に傷だけど…。でもそれだけ払ったかいはありました。装丁も美しいですし、有り難く本棚に飾らせて頂きます。
自分は三島由紀夫経由でフランス文学に興味をもった口なので、元々サドやジュネやバタイユや、三島由紀夫の本をフランス語に訳したマンディアルグの本は読んでいたのですが、もっと深く知りたいという欲望が最近沸々と湧いてきました。時間があるのならフランス語の勉強してみたいと思いだしてるくらいなので。一回好奇心に火がつくと止まらなくなるのが自分の良いところであり悪いところであります。
で、なんでフランス文学に興味が出てきたのかというと、きっかけは本ではなく映画だったりします。『ヴィオレッタ』という映画を観たのですが、その主人公であるヴィオレッタが途轍もなく美しかった!見た目だけでなく、なんていうんでしょう…立ち振る舞いや喋る言葉まで美しい…女の子が喋るフランス語の蠱惑的な響きに惹かれたんです。つまりきっかけは女。(笑)
本だけでなくフランス映画ももっと観てみたいなぁ…。というかフランスの文化そのものに強い興味があります。機会があれば実際にフランスに行ってみたいけど、いつになるやら。
と、ここまで書いていてなんですが、自分は海外の文化にかぶれてる輩が大っ嫌いなので、海外の文化以上に日本の文化をもっと深く知り、日本人として恥じない生き方をしたいと強く思うところではあります。ま、三島由紀夫にしても国粋主義であると同時に海外の文化に興味があった訳で、両立させるのはさほど難しくは無いとは思ってますが。