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アニメ版ナルト アニオリ感想まとめ

アニメ版のナルト見返してます。現在サスケ奪還編を全て見終えたところなので、このまま第二部に突入…。
しません。なんとアニメだとこの後100話近くもアニメオリジナルエピソードが続くのです。
ええ…。100話って一気見で見てもかなり多い話数だぞ…。これリアルタイムで見てた人はきつかっただろうなあ…。
かくいう自分も子供の頃律儀に見てた筈なんですが、記憶が全く無い!まあアニオリになると露骨に話のクオリティが下がるからしょうがない事ではありますが…。
まあいい機会だし、配信サービスで一気見したアニオリエピソードの感想をここに書き連ねるとします。誰に需要あるのか知らんけど…。

※随時更新

茶の国編…サスケ奪還編の前に唐突に差し込まれたエピソード。このアニオリのせいでイタチに痛めつけられても平静を保っていたサスケのメンタルが、茶の国帰還後におかしくなるというかなり不自然な流れになってしまいました。
…まあ普通に原作のエピソードを消化してたら追いついちゃうし、仕方ないんだけどね…。というかナルトに限らず昔のアニメって引き伸ばしの連続でしたよね…そう考えると最近のアニメは原作をリスペクトしてくれててありがたいですね。最も自分は最近のアニメには詳しくありませんが。
で、感想ですが、そんな引き伸ばしの産物のアニオリエピソードにしては良質な部類なのではないでしょうか。アニオリキャラのイダテも、第一話で道を誤ってしまったIFルートのナルトといった感じでそれなりに魅力があります。それなりに、ですが…。
雷神の剣なるものを卑劣様こと二代目火影が使っていたという勝手な設定が追加されてますが、まあ卑劣様が使うか使わないかで言ったら…使うかな。この時点だと卑劣様の性格描写なんて皆無に近いのに、奇跡的に噛み合った設定追加と言えると思います。
まあしかし総じて評価すると微妙な出来と言わざるを得ませんね。

風魔一族編…オリキャラのササメちゃんが可愛かった。はい。
…他はなんていうか…うん。自来也活躍しなさ過ぎだろ!これ登場させる意味あったの?
地味ながら敵が自来也の螺旋丸喰らってピンピンしてるというかなりおかしな描写があるのは看過出来ないところです。
あと敵キャラのデザインがダサすぎる。デビルマンのジンメンの劣化版というか…そんな見た目。
それとナルトがピンチになる→サクラが叫ぶor泣く→実はナルト生きてましたーって流れ何回やるんだよ。一回やれば十分だろそーゆーのは!
…えー、ともかく面白くなかったです。

ミズキ編…脱獄したミズキが悪さする話。ナルトの成長を再確認出来るエピソードであります。一話目のオマージュが出てきた時は「おおっ!」となりました。
しかしいかんせん長すぎる!単発かそうでなくとも二話で終わってくれたら楽しんで見れたと思いますが、ダラダラダラダラ…。こんな焼き直しみたいな話になんと六話も使ってます。
後風神•雷神ってなんやねん。こんなぽっと出にアスマと紅がやられてるのは流石に擁護出来ません。
大筋は悪くは無いとは思いますが、総じて粗が目立ち微妙な出来。

微香虫捜索編…結構面白かったです。原作だとあんまり活躍しない…というか出番すらない紅班が出ずっぱりで活躍する場面を見れる良質なアニオリでした。
中忍試験の時だとナルトと険悪な雰囲気だったキバがナルトの事気遣ったり、シノがリーダーシップを発揮したり、原作だと完全戦力外扱いのヒナタが戦闘で活躍したり…こういうのでいいんだよアニオリは。
…最初から主要メンバーの掘り下げを重視してアニオリ作れば良かったのになぁ…。

黒鋤ファミリー編…面白かったです! 原作だと出番が殆どない…というか空気のテンテンが活躍するのを見れるだけでも嬉しいのに、ストーリーも原作のエピソードの補完になっており、良い感じでした。
原作だと死に設定になってた忍刀七人衆が出てくるのもいいですね。但しアニオリの宿命というか、案の定本編に役立ちそうな情報をナルト達は得られません。結果が分かり切ってるとなんかね。

158話~161話…単発回の連続。ナルトが木ノ葉丸達の先導をしたり、ガイとリーの偽物が現れたりとバリエーション豊か。
しかしナルトの性格描写に違和感があるな…。ナルトって木ノ葉丸達に無茶ぶりしたり、任務をもらってブーたれたりする印象はありませんが…。
あと細かい事言えばキバが人数を数える時に赤丸を『一人』としてカウントしていないのも違和感ありました。
うーん。しょうがないと言えばしょうがないんですが、なんかねぇ。
ストーリーもどれもこれも微妙な出来。

鳥の国編&ラーメン作り回…えーっと……? あれ? さっき見たばかりなのに記憶に残ってないぞ……? どういう事だ?
大筋のストーリーは小国の鳥の国をナルト達が救うというよく見る水戸黄門みたいな話。あまりにもテンプレ通りに事が進むため、特筆しようにもするところがない。
でも流れの忍びという里に属していない忍びがいるという設定は良いと思いました。
単発のラーメン作る話は面白かったです。食い物の事になると急にIQがあがるチョウジが面白過ぎる。

海の国編…みたらしあんこ・シノ・イノ・ナルトという謎メンバーで大蛇丸の捜索をする話。原作だと触れられなかった大蛇丸とあんこの確執が見られるかと思いきや…全然触れられねーじゃん。
どうでもいいオリキャラの過去ばかりにフォーカスがあてられて、退屈でした。んで相も変わらず敵のデザインダサすぎ…。仮面ライダーに出てくる雑魚キャラかよ。
もういい加減アニオリ展開にも飽きてきたんですが…まだ40話以上あるんだよなぁ…はぁ…。

174話~177話…単発回の連続。箸休めとしてみればそれぞれそれなりに面白かったです。

星隠の里編…テンプレ通りにシナリオが進行し、微妙な出来。

184話~186話…単発回の連続。それぞれキバと赤丸の話。ナルトと謎の生物オンバアの話。シノが笑い出す話です。
キャラクターの性格描写が掘り下げが丁寧で、非常に面白かったです! 特にオンバアの話は感動しました! 招からざる客であるオンバアに対しても優しいナルトがカッコいい! そうそう、ナルトってこういう奴なんだよ。
メランコリックなナルトの劇判と感動エピソードは相性がいいですね。ギャグっぽいオチも初期のナルトっぽくていい感じ。
総じて満足度は高かったです。

警護任務編…ナルト・ヒナタ・チョウジという謎過ぎるラインナップでお姫様の警護をする話。例によって出来は悪いです。というか今まででのアニオリの中でも個人的には最悪の出来でした。
敵が手から光線だしたり空とんだり、ドラゴンボールかよ! どう考えてもおかしいだろ! ていうかシナリオ自体劇場版の二番煎じじゃねーか! ちょっとネタバレになりますが、敵の倒し方も中々ひどい。
なんだこのシナリオ…よくこれで会議通ったな…つまらないだけならまだしも世界感壊すアニオリ作るのはやめよーぜ…。

ゲンノウ編&総集編…ナルトの同期達が一堂に会して、里中に仕掛けられた起爆札の捜索をする話。わりかし面白かったです。ナルト達の同期が集まって何かをする話って、原作でも皆無に等しかったからなぁ。新鮮な気持ちで楽しめました。
総集編はまあ…総集編だし? 可もなく不可もなく。紹介されてるバトルはやはりというかなんていうか、どれも原作のエピソード。まあアニオリのバトル紹介されても困るけどね…。

鞍馬一族編&208話…紅先生がメインの話。紅先生自体が本編だと空気なキャラなので、彼女の過去が知れるのは嬉しかったです。ストーリーもいつになくホラー風味で、そこそこ楽しめたかな。
しかし幻術にフォーカスがあてられたのにうちは一族について全くコメントされないのは違和感があるな…。うちは一族以上の幻術の使い手って、多分いないと思うんですが…。(というかアニオリでそんなの出されても困るし…)
単発回については別にコメントする事ないです。

不忍編…不忍って。ナルトの世界観でちゃんと忍んでる忍者の方が圧倒的に少数派だろ。
例によって微妙な出来。

メンマ編…ストーリーはまあよくある話っていうか微妙な出来なんですが、オリキャラのメンマがいいキャラですね。素直で白皙の美少年ってキャラ、ナルトにはいなかった気がする。彼とナルトの絡みもいい感じ。
メンマが奏でる曲も哀愁があって琴線に触れますし、物語の最後にメンマとの約束を守って一人でラーメンを食べるナルトの姿にグッときました。
結構印象に残ったエピソードだったかな。

砂の里編…我愛羅の守鶴が狙われる話なのですが…。
なんで風影奪還編のストーリーのパクリを前倒しでやった? しかも面白くないし。
ていうか我愛羅があの程度の奴等に苦戦するのは違和感あります。そして相変わらず敵キャラのデザインダサすぎる。
総じてアレな出来。

ついでに劇場版も感想書いておきます。

劇場版 NARUTO -ナルト- 大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!…これめっちゃ面白かったです!ストーリーとしてはナルト達が風雲姫こと風花小雪の護衛をするというシンプルなものですが、無気力になってる小雪と絶対に諦めないナルトがいい感じに対比されていて、物語に深みが生まれてました!
サスケがちゃんと活躍してるのもいいですね。サスケだけでなくカカシとサクラもちゃんと活躍するのも評価ポイント。
オチもいいですね。ネタバレになるんでここには書きませんが、年甲斐もなくニヤニヤしてしまいました。
良い意味で頭空っぽにして見れる楽しい娯楽作と言えるのではないでしょうか。

劇場版 NARUTO -ナルト- 大激突!幻の地底遺跡だってばよ…はっきり言って凡庸。というか駄作と言わざるを得ません。ただつまらないだけでなく、世界観ガン無視の敵キャラに、当時人気だった鋼の錬金術師の設定丸パクリしてるのも減点ポイントですかね。もうちょっと捻ろうぜ…。
特に特筆する点もない映画ですね。強いて言えばナルトがサスケの事を思い出して奮起するシーンは良いと思いますが、逆に言えば良かったのはそれだけ。

劇場版 NARUTO -ナルト- 大興奮!みかづき島のアニマル騒動だってばよ…まーた王族の護衛&わがままなアニオリキャラの登場かい。アニオリと劇場版で何度使ってんねんこのネタ。最早何番煎じなのかすら分かんねーよ。
…とはいえ、それなりに面白かったかな。最後の螺旋丸も劇場版のオリジナル形態で、中々カッコよかったです。
あ、あと演出がいいですね。味方サイドが毒をくらって弱体化してる最中は画面が揺れ、ナルトが九尾の力を使っている最中は目が赤く光るという、スタイリッシュな映像が印象に残りました。

総評
酷評する程じゃないですが、総じて微妙ですね。ストーリーは言わずもがな、戦闘も迫力ないし、オリキャラのデザインはダサい。
それとどうでもいいオリキャラの掘り下げばっかやってて、主要キャラの掘り下げが出来てない印象がありました。
主要キャラの扱いにキャラ毎で大分格差があったのも気になるところです。ヒナタ•キバ•リーは気に入られてるのか出ずっぱりでしたが、反面シカマル•テンテンは殆ど出番は無い。どうなっとんねん。
うーん、もうちょっとどうにかならなかったのかなぁ。
とはいえ、ナルト達が普通の任務をしてる場面を見れたのは新鮮でしたし、ゆるーいノリが好きな人は一見してみてもいいかも。疾風伝になると内容がシリアス一辺倒になるしね。

面白かったストーリーがあったのも事実です。以下に面白かった話を列挙しときます。

168話•184-186話•鞍馬一族編•メンマ編•劇場版の一作目と三作目

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