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4流小説家のぼやき:6

良い小説とは、読んだ後に感情を揺さぶる作品である。
こうして書いてしまうと、なんだかチープな格言のように見えてしまうが、
揺さぶる、と言っても色々ある。

その小説を読んで、楽しかった、面白かった、ドキドキした……

これが、実に表面的な小説。

その小説を読んで、気分やテンションが上がった、希望が見えた、人生観が変わった、気持ちが悪くなった、嫌な感じがした……

これが、真に心を揺さぶる小説。


それでは、世の中の小説の中にいくつ、後者と呼べるものがあるだろうか。

私はいつか、良くも悪くも、感情や価値観に干渉するような小説を書きたい。

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