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4流小説家のぼやき:7

小説大賞において、選考通過、受賞にあたり『売れる』『売れない』という打算が審査において、少なくない割合を占めるのであれば、私は今よりももう少しだけ、受賞の確率が上がるに違いない。
というのも、ゲーム会社でシナリオを担当していた時に、限られた時間の中で、出来うる最高のクオリティのものを実に6年もの間、提供し続けてきた実績があるからだ。
心身共に疲労困憊、ブラック過ぎる労働環境の中で、それでも、自分たちが提示するコンセプトやテーマがブレることなく、かつユーザーの期待以上のものを提供し、圧倒的な支持を頂いていた。

つまり、コンディションがどうだろうか、一定以上のものを書き続けることができるスキルがあるのだ。

故に、私はスランプという状態がない(ようにしている)
故に、小説を連続して書き続ける=連載的なものに向いている。

となれば、どうだろうか。

常に一定の間隔で話を続けられる、そして完結させられる私は、本を売らなくてはいけない出版社にとって、受賞させて(させなくてもプロとして製本化させておいて)損はない人間ではなかろうか。

という、ぼやき。

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