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書くことが全て

人生40年も生きれば、それなりに色々なスキルや経験を手にしてきて、一応『できる』ことは増えてくる。
だから、仕事にしてもなんにしても、それらの『できること』が自己肯定感の一つになり、自尊心を支える糧になっている訳だが、そこに勘違いが生まれる。
40年生きてきて、20年ほどの社会人経験があり、大きく分ければ『バリスタ、コーヒー屋』としての技術と、『シナリオライター』としての技術が、曲りなりにもあるから、思い違いをするのだ。
自分は『何かができる人間』なのだと。
無論、そんなことはないのだ。
元々、何かができる人間ではない。
他に得意なことが無くて、出来そうなこともないから、悩んで悩んで、なんとか出した答えが、『文章を書く』『小説を書く』なのだ。

だから、私にできることは、文章を書くこと。
ただ、それだけ。
書いて書いて書いて、書き続けることが、唯一価値に繋がるものであると。
逆を言えば、それ以外は何の価値もないのだと。
それを、改めてかみしめる毎日だ。

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