• 恋愛
  • 現代ファンタジー

4流小説家のぼやき:2

自分の文章がそれなりに採用され、評価され、あまつさえ、そんな私の仕事を見て、監修やら改修やら、改稿を料金を払ってまでも依頼して頂けるということは、それなりに文章力や構成力、物語を作る力はあるのだと思う(思いたい)のだが、ひとまずそれが『ある』と仮定しての話ではあるのだが……。

勉強すれば勉強するほど、レベルは上がっていくし、書けば書くほど、文章力も上達していく。
だが、物語をつくり、読ませる『勢い』……つまりは『センス』というものは、そうそう身に付くものではなく、ある意味持って生まれた的な何がが、大半を占めていると思わざるを得ない。

文章を書き続け、読み続け、自分のレベルもそれなりに上がっていくと、どうしても見えてくるものがある。

『自分の才能』と『天才との差』というものである。
どちらも十分に重複する部分が多いのだが、とにかく気づくことは、
・自分は決して、何を間違っても天才ではない
・天才と呼ばれる人間との差が埋まらない
上記である。
これが見えてくると、自分も含めて才能とか技術といったものを細かく仕分けし、段階ごとに分けられるようになってくる。
そうなると、心の醜い私は、
・技術も才能もないのに売れている作品
・技術も才能もあるのに売れていない作品
・技術も才能もあるから売れている作品
・技術も才能もないから売れていない作品
の四つに分けで、ランキングをなんとなく作っている。
それで、これを作ると、やはり自分がここまで売れないでいる理由がいよいよ分からなくなる。

…………はぁ、こんなことを考えているから、ダメなんだな、きっと。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する