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4流小説家のぼやき:1

シナリオライターとしては2流、小説家として4流。それが今の私だ。
そして、私は決して、1流のシナリオライターにはなりたいとは思わない。
なぜならば、シナリオはあくまでとりあえず生きる為の術であり糧であって、やりたい職業でもなければなりたい姿でもないからだ。
小説家になりたい。
巨万の富など求めてはいない。
永久に小説だけで食べていけることを望んでいる訳ではない。
一つでも傑作を作ることができ、傑作が賞を決定するだれの眼鏡と好みにとまり、受賞してデビューできたなら、その知名度を使って、何とか食いつないで見せる。
そして、次の傑作を作れるまで、生き延びて見せる。
結構本気でそう考えながら、二十年あまりを費やしてきた。
だが、過去に受賞したのは名も知らない出版社(今はもうない)の優秀賞(賞金3万のみ)と特別賞(賞金2万)、あとはスニーカー大賞の二次選考通過が関の山だ。

ある編集の方から話を聞いた時、小説大賞の受賞は宝くじと同じだと言っていた。
作品の良し悪しよりも、審査員との相性が優先されるのが事実だという。
まぁ、そうだろうなと思っていたから、さほど衝撃は受けなったが、結局は『運』だと言われると、それはそれで心が折れる。

ああ、だれか、私の作品を受賞させてはくれまいか。

感動させる『ギャルゲー』ではなく、いわゆる『エロゲー』を無理矢理シナリオゲーにして、アダルトシーンよりもキャラの掘り下げやストーリーでユーザーの心を掴んだ実績がある私は、そこそこ売れるキャラとストーリーを作ることができるし、作っているはずなのだが……。
あと、コンスタントに書いていくことも得意だ。
なぜなら、そうしなければいけない現場にいたからである。

どうだろうか?

小説の連載には向いているのではないか??
良いお話お待ちしてます。

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