歌詞を読み解く、ということをしたことはあるだろうか。
解読や解釈のしようのないドストレートな歌詞というものも、確かに魅力的でもある訳だが、難解で文学的な歌詞を、独自の知識とアーティストの人間性と、歌や曲の方向性から示唆して、読み解くとこれまた中々風情があるものだ。
最近の私のブームは、BUMP OF CHICKENだ(敬称略)
実は私、数年前まで、あまり彼らの歌を詳しくは知らなかった。
微妙にど世代よりも少し年上であったことと、周囲に熱烈なファンがいなかったこともあり、『天体観測』とゲームのテーマ曲にもなった『カルマ』くらいしか知らなかった。
しかし、実は知り合いが大ファンだったことを知らされて、そこから進められて聞くようになった訳だが、なかなか歌詞が文学的で美しい。
もちろん、全ての曲が……と言う訳ではいが、かなり文学的な歌詞が多い。
当然、ここで歌詞の解説などをするつもりはないが、小説や文学という視点で聞いてみて欲しい。そして、可能なら独自の解釈で読み解いてみて欲しい。
きっと、楽しい暇つぶしになるだろう。
おススメは、『ゼロ』『アンサー』『月虹』『K』あたりだろうか。
『ゼロ』や『月虹』は、タイアップした作品をじっくりと鑑賞した上で読み解くと更に深くて面白い。
小説をかく上で、かなり参考になるのではないだろうか。