「キミが死ぬだけの異世界奇譚」更新しました。
第2話「血塗れの硝子を片手に」
本当はこの回でゴマ君サイドのキャラ出したかったけど冬雪が立ち上がるまでに時間がかかりすぎてしまいました。
どこが、とは言いませんが今回の話は実際にあった話を元に書いている部分があります。
やっと立ち上がる冬雪。人生の終わりに向かって歩き出す物語を、どうか見守ってください。
こちらから読めます
https://kakuyomu.jp/works/16817330657884164891――――――――――――――
ここから下は、よく分からないものです。
「何でそんなことしてるの?」
私のとある行動に対して出た、友達からの疑問。
「何でだろう……なんとなく、そんな気分だったから?」
そう答えるほかなかった。
何で、と聞かれるのは得意じゃない。なんて答えたらいいか分からないことがほとんどだから。
いつも以上に曖昧な答え。呆れられてしまうかもしれない。
「そういうの、寂しいっていうんだよ~」
寂しい。そうかな。
別に、言語化できて正体が分かったところで今更、何かを変えられるわけでもない。
かといって「だから何?」で終わらせられるほどドライでもない。
「お前心死んでんな」とは言われたことあるけど。
何でこんな事書いてるんだろう。見た人は引くだろうか。
近況ノートをこんな使い方するとは自分でも思っていなかった。これは日記と呼んでいいものなのだろうか。
私がこんなものを書いているのも、友達(この話に出てきた子ではない)の影響なのかもしれない。
何か月か前、私が日記を書くことを勧めた子。
この文の書き方も、その子の日記の文体にかなり寄っている気がする。
私だけが読んでいる日記。この世で恐らく、私だけがその日記の更新を楽しみにしている。
日記の内容を小説の参考にしてもいいと言ってくれているし、内容も人に話していいと言われている。さすがにそれはしないけど。
いつか、その子の話も出来たら。