• SF
  • 異世界ファンタジー

おくやまのよこみち:つれづれ_2021.4.23

【おくやまのよこみち】へようこそ!

こちらはわたしこと奥山柚惟が、自作の小説の裏話や日常についてのあれやこれやを気ままに語っていくコーナーです。
トークラジオみたいなものだと思って頂いて構いません。どうぞお気軽にコメントなどお寄せくださいね。

今回も【つれづれ】。雑談とは名ばかりの駄弁りを展開していきますよ。
ちなみに推敲などはしてませんのであしからず。





ラーメン、て食べ物。あるじゃないですか。
行きつけのラーメン屋とか。地元特有のラーメンとか。
細麺太麺、スープのこだわり、などなど、庶民の食べ物ながら幅広い派閥で争いの絶えない食べ物。

なぜに突然ラーメン? と言いますと、奥山家の本日のばんめしがラーメンだったからです。
わたしは生まれも育ちも北海道でして、本州に行ったのも片手で数える程度しかないのですけれども、昔一人で東京行きの飛行機に乗った時、隣の席のおじさんと話していて衝撃を受けたことがありました。



「いやあ僕、旅行好きでよく北海道も来るんですがねえ、やっぱ食べ物はダントツで美味いっすよ」

  ふふんそうでしょう。ほめたたえよ北の大地を。

「北海道来るとね、絶対食べるものがあって。味噌ラーメン」

  まあ、札幌ラーメンとかいいますものね。

「あっち(東京?)じゃほとんど醤油ベースだから。味噌なんて発想がないよね」

  ……うん?
  味噌ラーメン、ないの?



なかった。たぶんスーパーとかで素は売ってる……と思うんですけど、わざわざ食べようとは思わないらしい。なぜなら「ラーメンとは醬油ラーメンを指すから」。
愕然としました。わたしはそれまで「ラーメンとは味噌ラーメンを指す」文化圏にいて、それが常識だと思っていて、実際家で出てくる「ラーメン」も味噌以外出てきたことはなかったのです。

同時に謎が解けたことも。
カップ麺。あれ、カクヨムで商品名出していいんだっけ、一応伏字にしておこう……「カップヌー○ル」ってあるじゃないですか。シーフード味は塩ラーメンぽい、カレーはカレー、じゃあノーマルのやつは何なんだろう、、、



──「醤油」だ。



北海道を除く全国的に「ラーメン=醬油ラーメン」なのでしょうか。
意識調査とか国のどこぞの機関がデータ取ってたりするんだろうか。これは全国区で争いが起きそうだから、令和の世にラーメン戦国時代をもたらさぬよう裏で何らかの力が働いていたりするんだろうか。

「北海道ラーメンさん、あんたは蝦夷地から出てくれるなよ。たしかに味噌ラーメンは美味い、本州(ウチ)に乗り出そうモンならあッちゅう間に蹂躙しちまうんだろうが、そりゃラーメンの多様性を潰しかねない」

みたいなやり取りが……ッ、まずい、これ以上は世界の触れてはいけない闇を暴いてしまうかもしれない。
“何か”の逆鱗に触れる前に撤退しよう。三十六計逃げるに如かず。



……これくらいはいいかな。
「あなたの好きなラーメンは何ですか?」
コメント欄でお話しましょう。あくまで平和的に。
“何か”の目に留まらない程度に……。

3件のコメント

  • 北海道味噌ラーメンと言えば「純連」は伝説の地位を築いていますね。九州でのランキングでは上から下まで博多ラーメンですので分かりやすい。醤油はむしろ関西圏で根強い印象があります。
    都内での傾向では「吉左右」や「とみ田」に見られるように豚骨魚介が一大勢力となっており、一時期は多くの店で猫も杓子も魚粉を振りかける暴挙が見られましたが現在ではやや落ち着いてきているように思われます。
    ラーメン戦線における巨大勢力は「二郎」です。関東圏を中心に全国に領土を侵食しており、すでに「醤油・味噌・豚骨・二郎」のように家系を超えたジャンルとして区別されるまでになっており近隣諸国をおびやかしています。われわれは今後も断固として戦っていかねばならない。
  • >須藤二村さん

    札幌ラーメンの代名詞「純連」、本州で伝説になってた……!
    そうか、醬油ラーメンは関西圏ですか。あれっ豚骨ってダシですよね、塩ラーメン豚骨ベースが「豚骨ラーメン」で合ってます? この前行ったラーメン屋で「豚骨ベースの味噌ラーメン」が出てきたので、何だか混乱しております。
    しかしただでさえ味の強いスープに、魚粉とは。そりゃとんでもない暴挙だ。味が喧嘩しないんでしょうか……?

    近年北の地にも着々と「二郎」は勢力展開していてですね、男子高校生が学校帰りに二郎系に行くという話を小耳に挟みました。恐ろしや。
    しかし広大ながら閉鎖性をも持ち合わせる北海道にて、味噌ラーメンを屈服させられはしまい……道民の地元愛と地産地消精神、決して侮るべからず。
  • 豚骨と塩は別ジャンルじゃないかなぁと個人的には思っていました。ジャンルとなりうる素材を合わせた場合は「Wスープ」とか「Wベース」と言ったりもしますね。
    そういう意味だと、将来的に「二郎と豚骨のWベース」とかも用語として出てくる可能性があることになりますが、すでに二郎はラーメンではなく二郎という食べ物とする説もあるくらいなので「二郎風ラーメン」とするのが正しいのかも知れません。
    ちなみに私の中での最高峰は故佐野実氏の絹腰和伊麺でした。
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する