『明日は今日より、良い日かもしれない。だから、信念を曲げないで。』
想いを貫くことは、とても大変。たったひとりの、孤独な闘いでもある。それを捨てても生きてはいけるかもしれないけれど、あなたがあなたであるために、守り続けて。
「あなたの魂のなかの英雄を投げ捨てるな! あなたの最高の希望を聖なるものとして保ってくれ!」『第一部 山上の木』
ハローキティの“ニーチェ” 24ページより抜粋。
岡田斗司夫の言うホワイト社会(皮肉交じり)の到来に向けて、まずは今年一年良い子でいようと思う卯月です。(たとえ、それってどうなん? みたいなことを目にしても、一般ピープルである卯月は、アリーナに降りていくことせぬのです)
※ホワイト社会……ホワイト社会とは、岡田斗司夫氏が造語した言葉で、悪口や暴力的な表現、直截的な表現、本音を言うものが排除されていく社会を指します。(googleが勝手に表示する「AIによる概要」より。詳しくは動画とかで。)
前回の「哲学入門講座(?)」のつづきをば。
『エロス』
まあ、なんて様々なあれやこれやを想起させる素敵なワードなのでしょうか?
えっと、プラトンのお話で前回、「イデア」について書きました(要復習)。
じつはプラトンさんによると、私たちの魂というのは、この世界に生まれる前にはこの「イデア」を見ていたのだと言います。ですが、私たちが生まれた瞬間にそれをほとんど忘れてしまうのだとか。
たとえば夕陽が地平線に沈んでいくような美しい風景を見て感動するのは、魂がイデアを覚えているから。
私たちが完全を好んだり、善を目指そうとするのは私たちの魂がいつもイデアに憧れているから。
魂が純粋にイデアに憧れることを『エロス』といいます。この意味で『エロス』は『純愛』を意味します。
ちなみに、エロス(純愛)・フィリア(友愛)・アガペー(無償の愛)です。
さらに心理学者であり精神科医であるフロイトは、無意識の領域であるエスの中には、性的な欲動であるリビドーがあるのみと考えていました。
リビドー。大人系小説を書かれている方は使われているかもですが、一般的には性的欲望または性衝動、抑えきれない性的欲求のようなものとして使われます。もともとはフロイトさんの心理学用語からきています。
晩年のフロイトさんは、人間には、死へと向かってしまうような欲動があると考えました。これを『タナトス(死の欲動)』といいます。ブンガク方面ではよく使うワードですかね。
で、これに対して、性の欲動や自己保存の欲動など、未来に向かって前進する欲動を『エロス(生の欲動)』といいます。
この生きようとする欲動と死へと向かう欲動の文脈でも、みんなだいすき『エロス』は登場します。
もし興味を持たれたら調べたり、本を読んで深めたらカッコイイかも。おすすめは昨年亡くなりましたが、現代日本を代表する知性、松岡正剛が紹介するこちら。
エロスとタナトス(ノーマン・ブラウン 竹内書店 1970)
https://1000ya.isis.ne.jp/1289.html(松岡正剛の千夜千冊のこの本の紹介記事)
という、いつもの卯月の気づき系近況ノートでした。
今日はこの曲の聴き比べをしておりました。
誇り高きアイドル/HoneyWorks feat.Kotoha
https://www.youtube.com/watch?v=Qou76O_Rys0【アイドルが】誇り高きアイドル/湊あくあ【歌ってみた】
https://www.youtube.com/watch?v=2pYaIr-4pfA誇り高きアイドル - 尾丸ポルカ(cover)
https://www.youtube.com/watch?v=Lx1PNCat-Q0どれもよいっす。