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さて、とうとう29日(金)からはカクヨムコン。この月末からきっと賑わいをみせることでしょうね。みなさま頑張ってくださいまし。

ああ、卯月は何か思いついて、気分が乗れば参戦ということになるかな。「読者選考」というのがなければせっせと準備して参加するのですけども。まあ、それはまた来年の検討事項としましょう。

まずは大きめの単体コンテストで一次とか二次の選考を安定して通過できるような実力をつけていくことに注力しますかね(ずいぶん先になりそうだけども)。自分なりにこの一年で課題はいくつか発見できたと思いますので。まだまだ修行モード継続です。


まずは気になるネット記事。
【生成AIの発達によって毎年大量の電子ごみが生み出されるという指摘】
https://gigazine.net/news/20241125-generative-ai-millions-tons-e-waste/

「近年は生成AIの急速な発展に伴い、データセンターの消費電力が急増していることが問題視されています」
「新たな研究では、AIの台頭が消費電力だけでなく、ストレージやGPUといった電子ごみの増加も引き起こしていることが指摘されました」

SFジャンルのほうを書く場合、AI的なモノは避けることはできないですね。AIテーマのひとつに「意識を持つか?」みたいなものは定番としてありますけど、もしAIさんが自我を持つとしたらこの「電力」の確保に向かうでしょうか(持続性)。人間側と通貨ではなく電力で交渉が成立するとか(妄想)。

記事にあるように何をするにしても人間の活動はこの地球環境に負荷をかけているようで……。


最近読んだ本からの気づき的なモノ 「センスの哲学」から①

「センスがいい」という言葉はよく使われますけど、分かっているようでよく分からない。まずこういうときは言葉の意味や定義から入るのが基本ですね。こういう調べ物ひとつにしてもひとぞれぞれで、辞書でも検索でもよいのですけど(ある程度)納得できるところまで追いかけることが大切だと思ったり(中高生のちびっ子を指導しているときもよく思ってました)。
senseには複数の意味が存在しますが、この本の中での定義は、センスとは「直感的にわかる」ことである、としています。
ある物事、出来事、音楽、小説でもなんでもいいのですけど「パッとわかる」(直感的にわかる)ということですね。

このセンスの良し悪し。

これは、小さいときからの積み重ねの左右されると言われたりもします。子どもを美術館なんかに連れて行ったり、自然体験、読書体験、などなど、教育方面ではよく取り上げられる内容だったり。本書では「文化資本」という言葉で表現。

もちろんこれは「経済格差」の話とも直結します。裕福な家の子は結局センスが良くなる。まあ、これは事実としてありますな(例外もありますけどたくさんの子どもたちを見てきた経験上)。で、裕福ではない卯月みたいな人間はぶーたれていてもこの差は埋まりませんので、何か手立てはないかと思考するわけで(これ大事)。

これは、AIに大量のテキストや画像データを食わせることで「生成」させることにも似ている。

量をベースにして判断力が生まれるのならば、子どものころから量を積み重ねている人に対して、物量作戦で勝とうとしても無理。

この本では「ですが、量を積み重ねるなかで得られる【判断力のポイントを学び】、そこから再出発して、量を積み重ねていくことはできる。民主的な教育というのはそういうことではないでしょうか」とあります。

まさにその通りだと思います。これは文章を書くということも同じでしょうかね。長く書き続けていらっしゃる実力あるベテランさんたちを崇め奉るのもよいのですけど、卯月のようなキャリアの浅いモノ書きは「学ぶ」ことで差を詰めていく努力が必要ですね。


最近読んだ本からの気づき的なモノ 「荒木飛呂彦の漫画術」①

漫画の書き方の本です。ふつうは学びたいことがある場合、その専門の書籍を読むものですけど、「小説の書き方」的なモノで当たりは極めて少ないですよね(卯月にも何冊かバイブル的な本はありますけども)。そういうときはちょっと「ズラす」といいものが見つかったり。小説なら、「映画」「漫画・アニメ」「音楽」(あとは「ゲーム」だって)あたりで気づきの得られるものがありますね。そんなうちの一冊でしょうか。

この本はみなさんご存知「ジョジョ」の荒木先生のです。そんな彼が「王道漫画の描き方」について書かれています。異世界ファンタジーを中心としたウェブ小説はキャラクター小説ともいわれますし、この漫画との相性はよいはず。

「漫画を描きたいのならば、漫画の王道を知り、その「黄金の道」を歩むという意識を持ってほしいと思います。そして漫画の王道は、時代を超えて愛され、受け継がれていく名作に行き着くはずです。単に一過性でヒットすればいい、という人は、たとえいくつかのヒット作を出せたとしても、本当の意味での漫画の王道を知ることはないでしょう」(本文p.5)

いやいや、一作でもヒットさえすれば……、っていうのはおいておくとして。

荒木先生は、そんな「黄金の道」を進むための【地図】が必要だと言っています。この本がそうなのでしょうけど、荒木先生にとってもそんな「地図」があるようで、そのひとつが「映画術」(山田宏一・蓮實重彦訳、晶文社)です。ヌーベルバーグの名監督であるトリュフォーがサスペンスの巨匠ヒッチコックにインタビューしたもの。

映画にもなってますね。定価4400円とちとお高いですが興味ある方はどうぞ。


うん。「センスの哲学」のとこで書いたことと「荒木飛呂彦の漫画術」で書いたこと、偶然にも重なりましたかね。

まあ、「学び」というのは、お勉強でも、お仕事の専門分野でも、芸術でも基本は同じですから当たり前ですけども。

努力界隈でいうところの「努力の方向性」につながるハナシですかね。


今日の近況ノートはこんな感じで「読んだ本からの気づき」で書いてみました。


音楽は昨日から耳から離れなくなってしまったこちら。アニメ無職転生のあれ。

LONGMAN 『spiral』Music Video(TVアニメ『無職転生Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~』OPテーマ)
https://www.youtube.com/watch?v=fE9trKOuT3Q

イントロからグッと来るのはなぜだろう。

ツバサ
https://www.youtube.com/watch?v=s9u7oQ7aaV0

知らないうちに1100万再生してるし……。第2クールの第十五話の特別エンディングテーマ。ナナホシ……。

では。

6件のコメント

  • 「読者選考」
    マジ、分かります😅
    民主主義なんて、一部組織の手中にしかないですもんね💧🤮

    本田も言ってますね
    「量をこなしていない者に質を語る資格無し」
    と😁
  • まあまあ。愚痴ってもなんですので。

    カクヨムコン。コンテストの参加って、登録ボタンを押すことなのかと思ってみたり。選考という名前はついてはいても、何らかの数値評価で足切りするわけで(数が膨大なので当然っちゃ当然なことは理解)。作品を運営さま側に読まれずに終了というのは、ちと寂しい(それくらい通過しないのは評価以前という基準も当然理解。営業力もコミュ力もあるに越したことはないわけで。人物評価?)。特別審査員さまの数が数人しないことから、そっちのほうは現実的でもなく。

    つまりカクヨムコンというのは、読者選考終了後のいわゆる「最終選考」に進んではじめて「参加」したことになるのではと思ってみたり。

    大規模コンテストって「数」をさばくのが大変なのは承知。でも、たとえば長編を書く労力を考えた場合、「作品がイマイチなので」落としました的な評価を「権威あるコンテスト側」からもらえるだけでも、次に向えますかね。たくさんの下読みさんを抱えて「読みました」がわかる何かがあるだけでもいい。その上で次に進めなければ「そういうことか」と分かるわけで。

    よくわからないままコンテストが終わって、それぞれが「たぶん」こうなんだろうってモヤモヤした感じになるのが、気になるというわけでございます。

    短編のほうなら短いし読まれる可能性もあるかなと思ってみたのですけど、要項に「読者選考によるランキングを参考に、カクヨム編集部による一次選考を行います」とありました。

    こっちも変わらないようで。たぶん上場企業さまですから「働き方」が「長時間」とならないような、この選考の「しくみ」だと勝手に理解。

    いかん。こんなこと書いていたら卯月の人物評価がまた下がるじゃないですかぁw

    まあ、超絶すごい作品を書けよ!ってことがそもそもなので、しくみに対してぶーたれている暇があったら、よい作品を書く努力をするしかないのですけども、です。(さあ、がんばろっと!)


    ああ、あと量をこなすことは大事ですけど、ただこなすのは無意味なので、意図ある大量の何かをこなした先にしか質は見えてこないということですね。本田は例の「ノート」をぎっしり書いていましたし。そういう意味で「方向性」の意識はないといけない。有限である人間の時間はあっという間に無くなってしまいますからね。



  • ええ?!人物評価は上がることしかないっしょ?👍
    最悪なケースだと、アカウントも数字も「買っている」パターンも考えられるんだし、せめて知らずに純粋に頑張っている人たちへの系譜といいますか、注意特記として有意義な情報提供だと思いますよ🌟
    悪徳側からの評価は下がるかもですが、そんな評価は願い下げっしょ🎵(*´▽`*)

    せめて、ソニーと合併?吸収?されれば、ゲームや映画業界とも繋がりが出来て受け皿が増えればいいですけどね(●´ω`●)
    私個人的にはとにかく
    「売れる」ではなく「面白い」が優先されて欲しいです( ;∀;)
  • ふふっ。「面白い」が優先に賛成です。どこかの誰かので良いのですけど、そんなのがそんなところに埋まってたんですか的な作品が出てきたら拍手したい。それは特別審査員さんのお仕事っすかね。予想のつく変わり映えのしないのじゃなくて、ネット小説の流れが変わるようなの。そんなのをカクヨムで読んでみたい。ジャンルを問わず、見たことのないやつ。これが読み手としての正直な気持ち(自分が書くのは難しいので)。そしたら書き手も攻めの姿勢になるんじゃないかなって。その意味では、ネットの音楽界隈のほうが攻めてる感じがしますかね。小説界隈にもそんな空気を希望です。
  • ああ!確かに!
    TV時代での音楽界隈は、お笑いと同じく「売れる」でしたが、最近はちゃんとした「実力派」になって来た気がしますね(●´ω`●)
    やはり、その辺はメディアの・・・🙊

    私も洋楽ばかり聞いてきたのはその辺が理由で、日本は「カラオケ」文化があり素人でも歌える曲じゃなきゃ「売れない」
    メジャーデビューしない勢がいたのはそういった部分っすよね💧

    それが、動画サイトやライブ中心となり「聞かせる」に変化してますね。欧米ではずっと昔から「ステージ」文化だったのでパフォーマンスや音の重厚感などが重視でしたから、音楽として淘汰されていました。

    小説界隈も、アニメへの道だけだと現状のままでしょう。
    もっと映画やサブスク用動画、舞台演出としての台本、脚本、といったジャンルがしっかりと入れば、少し世界が変わると信じてます(*´▽`*)
    ゲームシナリオとか、いいと思いませんか?
    ずっと前から「メタバース」の世界が来ると思ってましたが、全然ワールドが分散しているだけで纏まらないんだもの(;^ω^)
  • 今の日本だと投稿形式で誰もが参加できるYOUTUBEやニコニコ動画は、アーティストのあり方を変えた部分もありますかね。クリエイターとして、カクヨムの作家さんも近いかと。ボカロ界隈なんて独自の世界が形成されてますけど、ガラパゴス化はせず海外のファンも多かったりしますね。

    ゲームだと、NieR:Automataとかアニメにもなってますけど、ストーリーや世界観は良いですね。そういう原作シナリオ的なのは楽しそう(ゲームシナリオについては不勉強なのでよく知りませんけども)。

    「メタバース」はハロウィン前に何かそれ系のアプリをダウンロードして覗いてみましたけど、操作性とか自由度とかがまだ卯月のイメージしていたものより遅れている感じですかね(もっと進んでるって思ってた)。

    ジャンル問題もありますけど、前にあった「G’sこえけん」みたいな出版以外のコンテストもあると、そういったのに興味のある方たちも盛り上がるのでしょうね。運営さまにゲームシナリオ講座とか、脚本講座とかも用意してもらって。(言ってるだけで卯月は参加しないのでしょうけどもw)
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