今さっき、久しぶりに動画で見つけた懐かしい曲を聴いてました。
Creedence Clearwater Revival - Have You Ever Seen The Rain (Official)
https://www.youtube.com/watch?v=u1V8YRJnr4QCCRの『雨をみたかい』。
I want to know, have you ever seen the rain?
I want to know, have you ever seen the rain
Comin' down on a sunny day?
テレビCMで使われているのを聴いたことがある方も多いのでは。世界中のアーティストがカヴァーして歌っていたりもします。ロッドスチュワートやサザンの桑田さんも。
この曲はベトナム戦争の頃にリリースされました。戦争で使用されたナパーム弾を連想させるだとかで、長期化していた戦争にアメリカ政府も神経質になっていたこともあって、放送禁止になったという有名な話もあります。作者のジョン・フォガティは反戦曲だということを否定していますけど。
シンプル、そしていい意味で土臭い感じがたまらない曲です。多くのファン同様、作者の意図とは違っても反戦曲として聴いてみると、その力強さが増します。
作者の意図とは別にファンたちに解釈される名曲で「雨」がらみでは、ボブディランの『A Hard Rain's A-Gonna Fall』もでしょう。こちらはベトナム戦争より前、キューバ危機のころの1962年発表。
Bob Dylan - A Hard Rain's A-Gonna Fall (Official Audio)
https://www.youtube.com/watch?v=T5al0HmR4to村上春樹の『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』にも次のようにでてきます。
「ワインを飲みボブディランの古いレコードを聴き、サーモンを焼き、庭で摘んできたアスパラガスを食べた。私は目を閉じて、その深い眠りに身をまかせた。ボブディランは『激しい雨』を唄い続けていた」
世界の終わりを感じさせる曲。
作者の意図は実のところはどうなのかは本人しかわかりませんが、『雨』がらみで言われてみれば『戦争』を感じさせるなって曲のご紹介でした。
では。