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住友商事社員の痴漢事件

ツイッターをテレテレみていたら、痴漢の証拠動画?流れてきて、犯人を特定してほしい、みたいなツイートがあった。

そしてどうやら、犯人は住友商事の社員でフェイスブックにある家族写真、妻の写真、までさらされている。

証拠動画そのものが気持ち悪くて、見るに堪えないのだが、ふと思うに、これを撮影していた人はなぜ、犯罪を目の前にして止めなかったのだろうと不思議だった。

ここまで顔が映っていたら犯人の特定なぞ、簡単で、いわば晒すのが目的だとすると完膚なきまでに、この住友商事社員の人生を破壊しただろう。

もちろん、痴漢が良い、とは誰しも思わないが、これ、映画の撮影かなんかと思ったのだ。
触られている女性は寝ているのか、ぐったりしているし、撮影者は被害者が主張しない限り犯罪たりえないとあるいは妻かもしれない、と思ったからか。
でも撮影して、痴漢犯をつかまえようと当初から思っているのなら、勇み足でも、
「あのちょっとそれまずくないですか」
くらいはいうべきではなかろうか。

戦争犯罪を世界に知らせるジャーナリスト問題と同じだが、彼らの反論は
「その場を制するよりもっと大きな問題がそこにあり、世界に知ってもらうため」
というもの。
かのフランクキャプラも、偽造写真で有名になり、壮絶な散り方も相まってすっかり歴史に名を残しているが、はたして真実を暴いてしまえばそんなものだと。

何が起きているのかはわからない。
とはいえ、痴漢犯は常習性が高いので、いずれにせよ、罰を下すべきだろう。

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