• 現代ドラマ
  • ミステリー

ユニクロが給料上げた!!が…

ユニクロ、円安効果で史上最高益を上げたのをご存じだろうか。
給料は上げて当然なのである。

が、その円安も1ドル151円を境に急落、現在132円付近をウロウロしている所である。

さて世の中の賃金には下方硬直性、すなわち一度上げると、下げるのが難しいという厄介な癖、がある。
世界の景気がよくなったわけではない。

どころか悪化しつつあるし、世の人々が景気の悪化を感じるのはだいぶ先だ。
経済指標や株価はその前に低くなる。
ではユニクロの株価は上げトレンドtか?
否!!

株価というのはその会社の利益のおおむね半年~1年先を予想しているといわれている。
つまり、ユニクロの利益は下がる。

利益が下がるのに、それがわかっているのに、会長さんは意図してか知らずか、「うちは給料をあげるんだ!」とNHKが報じる。

この報道には2つの意味があると思っている。

ひとつには、現総理大臣へのゴマすり。経済を悪くしておきながら給料をあげろ、という経済音痴の総理大臣、とはいえ権力者であることには変わりない。しかもバックには最強官庁の財務省がついている。

かの会長さん、円安で大きなメリットを受けておきながら、円安はよくない、等と発言。
市場関係者はこのイミフ発言に戸惑った。

もうひとつは、会社の採用人数を減らすはずなので、正社員の労働時間がより厳しくなる、ということ。
利益が下がっていくのに、給料を上げてしまえば、残るは社員の数を減らすしかない。それが市場原理だ。
多分、ユニクロの社員さんも気づいているだろう。

ご愁傷様。。というには気の毒過ぎて。

ちなみにこの会社、株式分割をかたくなに拒んでいて、会長以下家族の持ち株比率が異様に高い。
ようは、「家内制手工業」の会社であることは知っておいた方がいい。
日本は会社の株を買うのに、100株単位なので、今の株価が81000、つまり810万円必要。
そんなバカなと思うかもしらんが、基本個人投資家は買えない株。

とあるジャーナリストが、会長さんの批判っぽい伝記を出版したところ、訴訟案件となった。
私はこの本をもってますが、彼がそんな優しい人間でないことは読めばわかりますよ。
(そもそも、優しい人が社長にはなれんですけど。。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する