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サブスク医療

日本の財政をみて、一番目に付くもの。
誰がどうみても、すぐにわかるのが、「社会保障費」である。
それには年金、医療費、介護保険費が大半を占める。

そして、その消費者は誰か?
言わずもがな、「働かない高齢者」である。

昨今、サブスク医療という言葉をツイッターで目にするにつけ、
「定額で過剰医療を受けるシステム」であることを知り、なるほど「シルバー政治」のワードが流行りだした20世紀初頭から振り返り、ようやくこの問題に光があたってきたかと、ある種感慨深い。

働けど働けど、という宮沢賢治の歌がまさに数十年にわたって、若者の躍動感を蝕んでいる。
その原因が年寄への過剰医療にあるとする考え方が、サブスク医療というワードを生み出したのだろう。
確かに生活はラクにならない。給料はあがらない、物価は上がる、しかし無料、低額の娯楽は増えるから、結婚はしなくても生活はそれなりに楽しい、ぶらぶら世代が増えている。
断捨離、ミニマリスト、なる言葉がヒットするのも、貧困の象徴かと思われる。

ただし、時代は若者に有利に動いていると断言しよう。
インフレと財政の窮乏化は労働できない世代にはもはや地獄である。実際、医療費が払えなくて中断する高齢者も多いと聞く。
極端な例だが、例えば、第一次世界大戦後のドイツのハイパーインフレ、一番困ったのは高齢者だった。かつ、第二次世界大戦後の日本の高インフレ、そこでも困ったのは年寄だ。
労働できない、というのはすさまじいハンディなのである。

経済に詳しくない多くの人からすれば、何をいっているのかピンと来ないかもしれないが、稼ぐツールを持っていれば未来は明るいと、おじさんは断言する。

例えば、この「カクヨム」で稼いでいる人たち。
(もっとブランディングできればニーズはいくらでもある)
是非、経済に詳しくなってほしい。

医者が老人への薬物提供者であった、ここ30年、終焉間近、そういう時代に突入した。

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