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私の小説が入試問題に使われました!

近況報告は自サイトのブログにまかせて、あまり近況ノートらしい近況ノートを書いてこなかったんですけど、スペシャルに嬉しいことがあったので、こちらでもご報告させてください。

なんと、『京都であった泣ける話』(2021年1月)に書き下ろした短編「しづ心なく」が、私立中学の入試問題に使用されました!

使ってくださったのは、大阪にある高槻中学です。今年一月に行われた入学試験で、国語の大問1問が丸々拙作を用いての出題でした。
この短編、文庫本では全部で15ページあるんですが、その4ページ目から最後までがドーンと問題用紙に掲載されました。

入試問題という重要なものに使っていただけたこと、とても光栄です。
過去問として来年以降の受験生のお役に立てることも嬉しいです。
数多ある小説の中からこの「しづ心なく」を選んでくださってありがとうございました。


ツイッタや拍手で幾つか質問をいただいたので、経緯を簡単に記しておきます。
著作権法上、試験問題としての複製は許諾を得ずに行える(第36条)ということで、事前連絡などはありませんでした。そもそもそんなことをすれば、試験問題の漏洩が起こり得ますし。
今回、『京都であった泣ける話』のマイナビ出版さん経由で、学校別過去問題集を出す出版社からご連絡いただき、高槻中学の入試に使われたことを知りました。問題集の出版は、試験が目的ではないため使用に許諾が必要なのですね。

連絡を受けた直後は、何かの間違いでは????なんて思ったんですが、いただいたPDFに目を通すうちにじわじわと実感がわいてきました。すごい、本当に私の小説だ……「傍線部はどういうことですか。二十字以内で説明しなさい」とかある……間違いなく国語のテストだ……しかもむっちゃボリューミーなやつ……これ本文を読むだけでも大変だったんじゃないかな……。

筆が遅くて自分でも嫌になることがしばしばありますが、めげずに細部の細部まで魂を込めて書いた甲斐がありました。感無量です。

実は、明日3/11発売の『神社であった泣ける話』にも短編を一つ書き下ろしています。
ファン文庫Tearsのこのシリーズに参加するのはこれで9作目ですが、今回も心血注いで丹誠込めて頑張りましたので、よろしくお願いいたします。

2件のコメント

  • コメント欄失礼します。
    お久しぶりです。ご記憶に残っているでしょうか?三谷朱花と申します。
    「『カクヨムWeb小説短編賞2020の中間選考に残った理由』を聞いてみた。」というエッセイとなろうでもで突撃させてもらったんですが……。
    実は、今回、筆を折ったのに文学フリマ東京38に参加する、という思い付きにより、宣伝でカクヨムにアカウントを復活させた次第です。
    5月に文学フリマがあるので、終わったら撤退する予定ではあるのですが、私の名前を見かけて、アレ? となると申し訳ないな、と声を掛けさせていただきました。
    本当にあの時は、お世話になりました!

    問題文に使われるとか、なかなかないですよね!おめでとうございます。
  • ご無沙汰しております! いつぞやは興味深い機会をありがとうございました!

    文学フリマ、昔、大阪で開催された時に一度だけ一般参加で覗きに行ったことがあって、皆さんの熱気に触れて創作力をたくさんチャージできたのを覚えています。
    サークル参加、憧れます。どうかお疲れの出ませんように。

    お祝いのお言葉もありがとうございました!
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