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コラボイラストをいただきました!

綿野さん作「シダル」と、我が「九十九の黎明」のコラボイラストを、綿野さんが描いてくださいました!

「シダル 信念の勇者と親愛なる偏奇な仲間達」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054895309013

「九十九の黎明」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882868129

自作へのいただきものは、普段はレイアウトの自由が利く自分のサイトかなろうで「見て見てーーー!」ってやってるんですが、今回ばかりはカクヨムの「シダル」ファンの方々にも見ていただきたくて、こちらでもお披露目させていただきますね!

「シダル」は、タイトルを見てもわかるとおり、勇者とその仲間達が織りなす物語です。四百年に一度、地の果てに現れる魔王を倒すために神々が選ぶ聖剣の勇者。二十三代目となる勇者シダルと〈剣の仲間〉である神官、賢者、魔法使い、吟遊詩人が魔王討伐の旅に出る、と聞けば「よくあるファンタジーRPGみたいな話ね」と思われるかもしれませんが、「よくある」なんてとんでもない。世界設定といい物語の展開といい実に独特で、それでいて昔読んだ海外児童文学の懐かしい香りもして、あっという間に心を鷲掴みにされてしまいます。
ワンダーに満ちた世界観、緻密に組み上げられたストーリー、幻想的かつ端整な文章、そして何より登場人物達がすごくいい。推せる。
その推しキャラと自作のキャラを並べてもらえるとか、最高ではないですか! ファンとしての自分と創作者としての自分が、手を取り合って大喜びしております!

実は、去年にもコラボイラストをいただいていたのですが、以下でご紹介するのは、先日いただいたばかりの一枚。小柄で中性的で緑の瞳なのがお揃いの、吟遊詩人とウネンです!

吟遊詩人は、鷲族という小柄で陽気な一族出身で、十二、三歳に見えるけれど実際は十七歳の少年――いや、鷲族は十五で成人するから青年というべきか――です。ウネンも作中で十二歳ぐらいによく間違われていたから、こうやって二人並ぶと、実にお似合いで絵になりますね!
そんな二人で装備品の取り換えっこですよ! ウネンの杖を吟遊詩人が持って、吟遊詩人の帽子とマントをウネンが着用しています!
エッなに、このシチュエーション、むっちゃエモい……。

黄金色に染まる景色も実に美しいです。夕闇に沈みつつある草むらで、残照に浮かび上がる二人の姿……。この光と影の具合がすごく絶妙でドラマティックです。ここから物語が始まってしまう……!
よく見れば吟遊詩人のほうがちょっぴり腕や肩が逞しいんですよ。ポーズもね、二人の性格が出てますよね。
見栄えが良いように帽子を支えてくれているところとか、屈託なく構ってくれる吟遊詩人がすごくありがたいです。ウネン、人見知りはそこまでしませんが、若干受け身なところがあるのでね……。

秘境しか知らない勇者、塔に引きこもって学究一筋の賢者、世俗を離れ信仰に生きる神官、マイペースがすぎるというかそもそもヒトならざるエルフの魔法使い、と個性豊かな剣の仲間において、一番一般的な感性を持っているのがこの吟遊詩人で、それゆえ彼はツッコミ役にまわりがちです。
ウネンも結構ツッコミ体質なので、そういうところもお揃いですね。勇者のバンデッラー仕草やモウルのひねくれた態度などに、是非とも二人揃ってステレオでツッコミを入れてほしい……。
 
綿野さんには、「女の子同士だと思って微笑ましく見守っていたら男だと判明し、スッと背後に現れる保護者達……」なんてコメントもいただきました。
オーリは、勇者あたりに「吟遊詩人はいい奴だ」とか言われたら「そうか」と素直に気にしなくなるでしょうが、猜疑心の強いモウルはすぐには割り切ることができず、しかしあまり大人げない態度も見せたくないので、その結果、オーリにチクチクと八つ当たりすると思います……。モウルよ……。

サイトでは、このほかに「黒髪青い目仲間の勇者とモウル」「仏頂面背が高い仲間の賢者とオーリ」あと、「小柄で中性的で緑の瞳仲間の吟遊詩人とウネン」の別バージョン、を展示しております。
私の暑苦しい推しキャラ語りが気にならない方は、是非見にいらっしゃいませ!

綿野さん、素敵なイラストをありがとうございました!


頂き物 九十九の黎明×シダル
https://greenbeetle.xii.jp/treasure/picture/watano_reimei-sidal.html

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