ええっ! なにゆえこの西洋人親子は驚愕したの……
しかも、二人とも顔を真っ赤にしながら、何をそろってニタついているのよ?
女性職員はポカンと口を半開きにしたまま、受付前に立つ親子を見上げる。
「オウッ、尊敬にやや値するボツの父上殿、いまこの化粧映えするレディ、いや、多分素顔はまったく別人と推測するお嬢さんは、確かに口にしましたね」
「生まれた時は、まるで天使のように可愛かった我がこせがれよ。
それを言うならば、こうだ。『嫁と梅、かさぶたのうち』とな。
つまり女性のことを褒め讃えるときに、使用許可を出してもいいのでしょう。
ちなみにだが、なぜお嫁さんと梅がかさぶたなのかは、今でもこの国の謎らしい」
いやいや、お父っつあん。それを言うなら、『夜目遠目笠の内』だってば。
はあっ? 私の素顔が別人だあ? ムキ~ッ、このこせがれめ!
私は「素顔のほうが美しい女性がいたなんて、驚いたよ」って、元カレにも元々カレにだって言われたのよ!
「それにしても父上殿。まさかこの国で祖国のスラング、いや、隠語が聴けるとは。
しかも、ププッ、このようなうら若きフェメール、いや、女性が口にするだなんて」
「こらこら、乙女をからかうとはアッパレな性格の少年だな。
だが確かにちょっぴり引いてしまう、十代の少年のような純情な父上であったりなかったり」
「えっ、私が最前口にした言葉って……おまんじゅう?」
女性職員は、つい心の声を発してしまった。
とたんに西洋人親子は、「オウッ! マイガアァッ!」と叫ぶ。
「お嬢さん、老婆心ながら……うむ? 小生は男性であるがゆえに、老婆ではないのであるが、いいのか? よしとしよう。
コホン、横槍を入れさせていただくがの。
その隠語はあまり感心しませんな。お嬢さんのような一見美しいかたが、口にされぬほうがよいかと推測したりしなかったり」
「え、え~っと、お客さま。私が申し上げたのは、そのうスラングではなく、いわゆるスイーツのことでございます。それに、一見美しいって、ちょっと意味がわかりかねます」
「な、なんと! この偉大なる友好国では、アレをスイーツになさっておいでなのかっ!
おお、全能の神よ、どうか寛大なる慈悲の御心で許したまえ」
西洋人親子は胸元で十字を切り、頭を垂れたのであった。
ようやっと、古三沢が帰宅いたしました。
いったい幾らかかったと思ってるのよ! そのような野暮は申しませぬ。
その代り、目いっぱい働いてもらいますゆえ。
そんなこんなで、拙作にいただいたレビューへの御礼が滞っておりましたことを、お詫び申し上げます。
また「パパとピーター」が当初描いたおった続きが、綺麗さっぱり消えてしまいましたため、お目汚しであることをお許しくださいまし。
ささ、それでは早速カクヨムさまをチェックです。
「二十歳のおばあちゃんへ」
ゆうけんさま、いつも本当にお世話になります。現在のところまですべてお目通しくださり、今作にも素敵なレビューを頂戴いたしまして、誠にありがとうございます! つばき初の恋愛物語、絶賛だなんて嬉しい♡
さようでございます、起伏が見当たらないのです。慣れぬジャンルで緊張しすぎてしまいました。もっと勉強せねばなりませぬわね。
心より御礼申し上げます♬
紺藤 香純 さま、
いつもお世話になっております。ご多忙の中ご覧くださり、またレビューまでいただきまして、誠にありがとうございます! お★さま三つも頂戴出来て、嬉しい♡ ま! さすがでございます、タイトルの意味をご覧いただく前にお当てになるなんて♪ 浅田次郎先生が「涙は非情な奴にしか描けない」と、確かおっしゃられたはず。わたくしは非情?
心より御礼申し上げます♬
「みかんをのせた、もっちん」
ゆうけんさま、
今作もご覧いただけ、さらにレビューまで頂戴できて誠にありがとうございます! 応援コメントも、とても嬉しい♡ 今作のテーマはまさしく信頼でございます。そして、友情。なんだかつばきには似合わぬテーマですわね。ただ、わたくしは戦争を美化することはしたくないのです。泣くのは子どもたち。未来ある子どもの、夢を奪う権利は誰にもないと思っております。
心より御礼申し上げます♬
「予想外な涼ノ宮兄弟」
桜井今日子 さま、
今日子ちゃん、御礼が大変遅くなり、申し訳ございませぬ。
素敵なレビューを頂戴し、誠にありがとうございます! 三ツ星級のお料理だなんて、嬉しい♡ 今作では真反対について描こうと思い、いつの間にやらまたクレイジーな展開になってしまいました。涙、涙の物語であるはずが、でございます。お目汚しでなければよかったのですが。
心より御礼申し上げます♬
「猟奇なガール」
むらかみ鮎美 さま、
どうも初めまして! この度はお時間を割いてくださり、またレビューまで頂戴いたしまして、誠にありがとうございます! 素晴らしかっただなんて、嬉しい♡ もしや日野日出志先生のファンでいらしたかしら? わたくし、漫研時代にそれこそドップリはまりましたの♪ もはや芸術でございます。ちなみにイラストは飾ってはおりませぬ。
心より御礼申し上げます♬
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます!