カクヨムコン応募『花は雪解け、散りゆくことなく』を公開しました

花は雪解け、散りゆくことなく
―女へ変わる僕の体と、変わらない君への想い―
https://kakuyomu.jp/works/16818093091230025428


 というわけで、冬寂としてはめずらしいTS物(?)で、カクヨムコンに参加させていただくことになりました。

 きっかけは冬寂が2014年7月15日につぶやいた「TSものって、朝起きたら女の子になってたパターンがよくあるけど、1年ぐらいかけてゆっくり女の子になってく話しはどうだろうか。中間の性でいるときが、いちばん物語になると思うんだよね…」から始まっています。

 いろいろ考えていたところ、今宵書房さんのアンソロのテーマが雪に決まり、「TS×雪で考えみるかな」となり、雪が溶けて春になるのと女性化をからませよう、雪と言えば小説『雪国』だし、それなら私が子供の頃からスキーに行っている越後湯沢を舞台にしよう……、と、いろいろ芋づる式にアイデアが出て、それらをまとめて、ひとまず短編として書いてみました。

 サークルの方に読んでいただくと、長編として読みたいと言われ、後半をもっと、親友の心情をもっと……と、いろいろご指摘を受け、「なら、いっちょやったるわ」となった結果がこちらです。

 出来上がってみれば、まあ「冬寂さんの好物てんこ盛り」になりました。シスターフッド的なところもあるし、ソフトBLだし、男の娘なところもあるしで、なんというかこう、全部読むとたぶん「ああ、これは冬寂さんだわ」と、わかると思います(笑)。

 一方で、この話、どのジャンルにもあてはまらず、これはこれで読まれるのだろうか……という不安もあります。みんなTSならこれ、というのがあるでしょうから。

 この話を作るにあたって、秋に現地取材をしたり、TSの医学的検証もしたり、だいぶアホなことをしています。そちらについては、いずれまた。

 また、今宵書房様にはたいへん不義理なことをしてしまい、誠に申し訳なく思っています。大変申し訳ございませんでした。

 1月末まで毎日8時に更新となります。
 初日だけ5話ぶんまとめて公開しています。
 読んでいただけたら、五体投地で大感謝です。


 さて、このあとは創元SF向けの短編書いたり、2月に始まるカクヨムの百合小説向けコンテストの準備をしています。長編2本は出したくて……。1本はなぜか架空戦記です(これも冬寂にしては初な気がする。ネタはずっと前から温めてるけど)。

 そして。
 新年にちょっとだけニュースがあります(書籍化ではないですw)。

 今年もご愛読いただき、ありがとうございました。
 来年もぜひよろしくお願いいたします。
 皆さま、よいお年を!

2件のコメント

  • こちらこそよろしくお願いします。(❁ᴗ͈ˬᴗ͈))))ぺこり
  • ありがとうございます!
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