SFにおける世界の終わりは科学によって引き起こされるのが常であり、その背後にはいつだってマッドな科学者の存在があります。
そう言うわけで、今回はファンキーな見た目をした科学者と御対面。舞台は鬱蒼とした植物園。しかも生えているのは薬物製造に用いられるアルカロイド植物ばかり。これで何かないのなら逆に詐欺だと言いたくなる状況。二人の運命は如何に?
まあ、それは置いといて、コカの木や檳榔樹、大麻といった植物に含まれるアルカロイド。その定義はかなり曖昧で『窒素原子を含み、ほとんどの場合塩基性を示す天然由来の有機化合物の総称』ということになっております。また、植物内でそれがどう言う役割を果たしているのかも解明されていないのがほとんどです。
一説によれば、植物の代謝上で生成される不要物が蓄積されているだけ、と言うのがあります。
つまり、我々は植物にとってのゴミによって一喜一憂させられ、絶え間ない流血沙汰を繰り返している。そう考えると、複雑な気分になりますね。
[登場機体紹介コーナー]: Tー96
亡共産国の第五世代NAW。体高16m。流線的な楕円形のボディ。胴体に張り付く様に配された三つの複眼型カメラ。スプリングが剥き出しの細身の二脚。拡張パーツとして炭素鋼ブレードが公式から発売中。軽量化を極めており、同世代では速度は最高級。ただし、装甲は御粗末。生産性に優れており、ライセンス無しでのコピー品を含めれば最も多く生産された軍用NAW。
元ネタは湾岸戦争のヤラレメカことTー72。と、後継機のTー90
008:『FOR IT’s WORTH』
https://kakuyomu.jp/works/16818093076419237442/episodes/16818093076427402516