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虫1からのご挨拶

昨夜、タマキンをじっと観察しました。
テレビでタマキンは動いていると言っていたからです。
確かに、袋の中のタマキンがグリグリ動いていました。
しかし、私はそれよりも衝撃的な発見をしてしまったのです。
袋から生えるまばらなちん毛のなかに一本縮れた白い毛を発見したのです、そうですシラチンゲです。
昔、桜玉吉さんの漫画でシラチンゲを発見し老いを感じるシーンがあり、私はそれを老いの象徴として深く心に刻んでいました。
その象徴が我が身に現れ、私は老いを実感しました。
終活が始まりました。私はこの先、どう生きていけばいいのか。
色々考えましたが、結婚や子供の心配より先に必ずこの思いが頭にこびりつくのです。

書きたいものを全て書いたのか。

10代から20代の頃、私はお話を作って漫画や小説にするのが大好きでした。それだけあれば貧乏でもなんでもいいと思ってました。
しかし、年を重ね、20代後半になり、このままでいいのかという気持ちが大きくなりました。
結果、私は今、全然関係ない仕事に就き創作から離れていました。

もう、創作で飯を食う気はさらさらありません。ただ、後悔を吐き出す終活の場所が欲しかったのです。
多分こういうサイトを利用している方は若い人が多いんでしょうね、異世界転生ものが流行ってるんですね、「おじさんの若い頃もファンタジーが流行っていてねスレイヤーズとか知ってるかい?」と懐古をキメたいお年頃ですがよろしくお願いします。

朽ち果てた東京民宿のドアをノックすると、ペストマスクの男がいた。
男は無言で管がたくさんついたガスマスク を僕に差し出した。

そういうことです

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