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紹介文の喚起力を大幅割引&雑談

こんにちは。
『續三國志II』の十八章は八王の乱の最終局面なんですよね。ここから西晋と漢の戦に収斂して行くのが、『續後三國志』前編のメインラインです。一方、後編に向けて東晋黎明期のお話と東北から勢力を伸張する慕容部の戦がサブラインとして挟まります。
だいたいこんな結構の物語なんですね。ふーん。

で。
『續三國志II』の紹介文の突端(とっぱな)に前作『續三國志』のURLを置きました。まめさん御意見もありましたが、やはり『續三國志』→『續三國志II』と読み進めて頂く方がストレス少ないだろう、と。
ただ、スマホの検索結果画面に表示される紹介文は、前作のタイトルとURLに「陸機との会戦を終えた・・・」だけチラ見えする。目次ページに至っては「陸・・・」で終わり。劉備のダイイングメッセージかな。
読んでみよっかな喚起力ゼロ、寄り付きのご新規さんを期待しない仕様、ダメじゃん。

まあ「こういうの好き」という人は歴史・時代小説ガチの方でしょうから、サイト内流入は好きな小説を読んでレビューやコメントで繋がっていくと、自然に行きあたるように思います。
そう考えると、サイト内の方に読んで欲しい場合、ちゃんと同好の方を探して作品を楽しんで、繋がりを広げておく方がいいんでしょうね。良作を上げるだけではなかなか読んで貰いにくいものなのです。
以上、カクヨムの正しい使い方でした。(嘘)Let'sRead。


で、最近の注目ですが、読んだ作品も目を通したくらいで、読んだとは言い難いです。いかんなあ。レビューも書けてないから★付けてないし。先に★付けて後からレビューにしよう、そうしよう。
レビューを上げる前に★消して上げ直せば新着扱いして貰えますしね。(豆知識)


冒頓~草原最初の覇王~
@atob
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884933706

みんな大好き冒頓単于のノベライズ。佐藤さん近況で把握、匈奴と漢の戦ですよ、奥さん。冒頓はバガトゥル=勇者、お父さんの頭曼はトゥメン=万騎の意味らしいですね。統萬城の統萬もトゥメンなんだろうか。赫連勃勃も匈奴の人ですし。ちなみに、北周の二代明帝宇文毓の幼名は統萬突、たぶん同義なんじゃないかな。
匈奴の文化は北朝後期まで河北に連綿と伝わっていた、その初めの頃のお話。期待。


焔は消えず 漂わず
秋保千代子
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884987475

相変わらず、本編より先にスピンオフを読んでしまうミスを犯しました。氷月さんの『幕末』もそうだったし、そういう仕様なんでしょう。
舞台は江戸時代の北千住の人入れ屋、つまり人材派遣ね。巧いですが、それより文章の肌触りが柔らかいのが特長だと思いました。なんか柔らかい。語彙の選択によるのかなあ。文体って難しいですね。


撫子踏まずに焔を背負え
秋保千代子
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884531261

で。本編こちら、けっこうな人気作。まあそうだろうなあ。読者は掃除機なものです。でも未読。これからこれから。


ジャーナリストの本分~申報館記者日誌~ 
崩紫サロメ
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885086886

百年ほど前にあった上海租界に逃れた朝鮮人亡命者とユダヤ人記者のお話。
近代東アジアの縮図みたいな感じですが、日本はチラ見えする程度。中世の最中に近世を突っ込んだごった煮感がこの時代の特徴、浅田次郎『蒼穹の昴』もそうでしたね。
このあたりは定見を持たないといかん時代なんですけどねー、左右(比喩)の言説に流されてたら、歴史に興味を持つ意味ないですし。定説はライフスペース、法の華三法行は足裏診断。


猫は神を知り、人は神に背く
崩紫サロメ
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885156584

残念ながら未読。オスマン帝国シリーズ最新作。スレイマンシリーズというべきなのかなあ。今回はイスラム法から見た男色というアレなテーマ。アレって何さ。なかなかにレアです。


芋殿様
偽教授
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884963902

江戸時代のサツマイモのお話、しっかり歴史小説だけど読み味は時代小説的かも。青木昆陽より先にサツマイモを取り入れて石見を救った幕府代官の短いお話ですが、史実に即したお話。死因は特定できてないみたいです。
帚木蓬生『水神』もそうですが、地方の義人はもっと顕彰されるべき。大丈夫の仕事とはこういうのを言うのでしょう。涙。


BAR 46thハーシャッド
偽教授
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884475304

バーでありそうだけど、現実にはない会話集。少なくとも個人的にはなかった、なかったの。「あちらのお客様からです」もないから。バーは疲れたオジサンが精神力を回復する泉ですよ。
かなり掛け詞がありそうだけど、未調査。注を要するけど、付けたら雰囲気ブチ壊し。悩ましい。お酒って素晴らしいですね。


そんな感じで一つ。
では翻訳に戻ります。。。

コメント

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