こんばんは。
そういえば、工具書って中国史やった人間は調べ物の際には当たり前に使うけど、そのあたりを踏んでない人はどうなのかしら、と思いました。なかなか便利ですけど買うのはアレなんで、文学部がある大学の図書館で閲覧するのがいいですね。
年号
藤島達朗・野上俊静『東方年表』(平樂寺書店)
度量衡
呉洛『中国度量衡史』(台湾商務印書館)
官職
潘英『中国歴代職官辞典』(明文書局)
黄本驥『歴代職官表』(上海古籍出版社)
暦
薛仲三・欧陽頤『両千年中西暦対照表』(学海出版社)
董作賓『中国年暦簡譜』(芸文印書館)
こんなんを参照しながらヒーヒー言っているわけですね。今回、暦はほとんど使ってません。
地理は『中国歴史地図集』が基本、そこから先は無限地獄なので省略、省別の地形図なんかあるとイメージしやすいです。
辞書はねえ。。。実は一般的な漢和辞典があればだいたい事足ります。古代の詔勅とか詩になると『諸橋大漢和』、近世以降なら『漢語大辞典』が欲しくなりますが、最近はネットで大概調べがつくんじゃないですかね。
本を読むために本を買うって何か変な気がしますけど、現実はそんなものです。。。
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全然関係ないけど、書店に行ったら森薫『乙嫁語り』(エンターブレイン)10巻と林愼之助『顔氏家訓』(講談社学術文庫)が出てました。前者は遊牧民好き必読、後者は南北朝好き必携です。