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ムニャムニャ(主に言い訳)

こんばんは。

三連休ということで「ガッツリ翻訳やるよ!」と思っても、なかなか思うに任せぬものですね。とりあえず、「今週いっぱいは毎日更新で行けそうだよ!」と安心しておりますが、ホントはもっと進むはずだったんですよう。

しかし、マジで尾田玄古さんよお。。。江戸時代の書籍なんて今より遥かに貴重だったわけですが、これを売るのは商売人の良心に照らしてどうなん?と激ツメしたくなります。いやーこれはアカンでえ。間違いまくっておりますけど、そのあたりは忸怩たる思いはないんかねえ。。。

なので、調べ物が増えて増えて、4000字の翻訳に2時間くらいかかります。これは個人的にはけっこう衝撃的でして、『續三國志』は4000字1時間くらいの感じだったんですよ。ホントです、信じて下さい。

なもんで、翻訳が遅れた場合は「尾田玄古の訓読誤りにてこずってんだな」と思って頂ければ幸いです。いや、こんなマジメに翻訳してるのとか、チョー珍しいっスよ(チャラ男風味)。

そういうわけで、氷月さんの『襄陽』の訓読検討とか崩紫さんと始めた民族意識の議論とか、マジメにやらんといかん話が途中で止まってしまっていて忸怩たる思いがありまして、ホント、もっと手が早いとよかったのに。。。

手の遅さは今更どうにもならないので、来世に期待ですね(泣)

8件のコメント

  • 大変そうですね。こっちもwikipediaの記事はもうすぐですよ。
    もう三国志後伝から直接、訳した方が早いのかもしれませんね。

    私の方は、氷月さんの完結された「守城のタクティクス」の読書ができそうで、安心しています(笑)。

    私は元々未完な作品であるため、(維基文庫の紹介に『原書有十卷一百四十五回,沒有結局,作者聲稱整篇有二集二十卷,至今不見,可能是作者來不及完成,或已散佚』とあります)どこで終わってもいいのかなと思っていますので、気が向いたらでいいのではと、考えております。

    中村昴然さんは、『續三國志演義』まででいいと考えたようですし、小説として面白いところは、そこまでと考えていたのかもしれません。

    しかし、これがまだ半分というのが本当ら、酉陽野史は、どこまでを構想していたのでしょうか。初めの一巻は前趙滅亡として、劉裕・劉牢之・劉毅・劉穆之らを劉淵・劉曜・劉霊らの子孫として、諸葛長民を諸葛宣于の子孫として、司馬氏を滅ぼす新たな話しを作るつもりだったのでしょうか。それはそれで読みたかった気はします。

  • こんばんは。

    私のスタンスを明確にすれば、『三國志後傳』はあくまで参照資料であって、間違いを正すために使うだけです。

    本作はあくまで、江戸期にはこういう小説を読んでたんだよー、という話に過ぎません。なので、酉陽野史が完結に向けてどう構想していたか、という話はまた別枠で、興味の対象外になります。

    しかし、二十巻かあ。。。どこで終わらせるつもりだったのか気になりますね。やはり東晋滅亡までなのかなあ。劉裕と諸葛長民を組み合わせると、それっぽくなりますよね。

    興味深いなあ。。。(おい)
  • お疲れさまです。
    翻訳、苦労なさっているんですね(・∀・;)

    明代の小説であることと訓読者を介していることという二重苦は、正史や資治通鑑などのオリジナル資料を熟読する場合と全く質が違って手を焼くでしょうね……。

    『襄陽守城録』も、4000字の訳文に対して1時間というペースはけっこう近いです。
    いちばん時間がかかったのは、白河口で完顔匡と対談したシーンです。開禧の用兵について総ざらいした上に完顔匡の伝をすべて読んだので、もう丸一日でした。
    これのおかげで『タクティクス』の構図がガッチリ決まった、という副産物もありましたけれども。
    先日の近況ノートではご紹介ありがとうございました。

    『續後三國志』、長期戦ですね。
    私も漢方薬関係の長期戦に再チャレンジする予定です。
    お互い、飽きたり腐ったりしないよう、ほどよく頑張っていきましょう。
    引っ越し完了してWi-Fi環境が整ったので、またぞろカクヨム歴史部に顔を出しにまいります。
  • 氷月さま

    こんばんは。
    あらあら、遠いところまでありがとうございます。呼んでもらったら伺いましたのに。

    〉翻訳

    なかなか苦しんでおりますが、それが楽しくてやってるんでしょと言われれば、まさしくその通りですから仕方ないですね。病気の一種です。


    〉オリジナル資料を熟読する場合と全く質が違って手を焼く

    誤読していることが前提というのはキツイです。『後傳』だけでやる方が早いんじゃないですかね。『通俗』を読んで意味が分からず、「ムキー!」となった後に『後傳』を読むとあっさり片付いたりしますから。

    いやー、これをマジメに読んでいた江戸期や明治の好事家は大変だったでしょうね。ワケ分かんない箇所多数、早稲田大学も何とかすればよかったのに。


    〉開禧の用兵について総ざらいした上に完顔匡の伝をすべて読んだ

    これは厳しい。。。時間がかかって仕方がなさそう。しかし、正史の記述は基本的に「冷やっこい」ので俯瞰には有効ですよね。
    逆にそれが面白くないから、史料を渉猟して肉付けするわけですが、『襄陽』は情報量の按配が極めて例外的でしたね。


    〉私も漢方薬関係の長期戦に再チャレンジする予定です。

    ほほー。漢方薬ですか。漢方薬は面白いんですけど、植物名の同定が難しそうで逃げたい感じです。

    『齊民要術』なんかは南北朝期の農事を知るのに有用ですが、まあ植物名が分からない分からない。天野元之助先生の農業関係の著作も、やはり満鉄に行った人じゃないと書けないと思いました。このあたりは現場か理系の知識必須なんですよね。
    ド文系には厳しい分野でございます。

    しかし、『傷寒論』や『黄帝内経』あたりをチラ見していると、薬方治療は江南、鍼灸治療は華北の発祥じゃないかなーとか妄想が広がって楽しいです。医療は気候風土に直結しますからね。戦国期に各地で発展して漢代に統合されるとか、夢が広がります。


    〉飽きたり腐ったりしないよう、ほどよく頑張っていきましょう。

    そうですねー。性格的に始めたことを途中で放り出すのは好みではないので、遅くても継続していきたいです。続ければいつかは終わりますから。
    しかし、壊滅的な箇所はどうしようかなあ。辻褄合いませんが。まめさんみたいに『晋書』の知識も蓄えないと。。。


    〉カクヨム歴史部

    最近は面白い作品が増えてありがたいです。ホントは読みたい作品がいくつもあるんですけど、しばらくお預けです。

    カクヨムコンが終わってみなさんのんびりペースかも知れませんね。メリハリ大事ですから、のんびりする時間も大切ですよねー。
  • なんとか、お待たせ?していました三国志後伝のwikipedia記事を作成しましたのでお伝えします。

    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%9B%BD%E5%BF%97%E5%BE%8C%E4%BC%9D

    じきに、『三国志後伝』と検索すればトップの方に上がってくるはずです。

    河東さんのこの記事も関連リンクに掲載しています。問題や追加したい情報がありましたら、お伝えください。

    twitterの私の固定ツイートにするのは、関連記事をサイト等に記載しているのを確認している方に関連リンクの了解がとれるか、確認してから行います。全てtwitterをされていて、ネット上で会話をしたことがある方も数名いらっしゃいますので、交渉できるとは思います。

    これで「三国志後伝」を知っていただける機会が増えたら幸いです。

    三国志後伝って、2008年とはいえ、YAHOO!知恵袋でこんな有様だったんですよ……
    https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1420267839?__ysp=5LiJ5Zu95b%2BX5b6M5Lyd
  • まめさま

    こんばんは。

    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%9B%BD%E5%BF%97%E5%BE%8C%E4%BC%9D

    おー、スゴイ!!
    これは調べるのも大変だったでしょう。あらすじをまとめるだけでも一苦労ですよね。おつかれさまでした。

    なるほどなあ。。。万暦の版本があれば、当初には二十巻あったのかが分かりそうですが、日本での翻訳状況から考えるとおそらく未刊行なんでしょうね。


    〉河東さんのこの記事も関連リンクに掲載しています。

    なるほど、関連リンクとして参照できるんですね。これなら興味を持った人に読みに来て頂けるかもです。ハイパーリンク凄い。しかし、やはり許可を得てから掲載という慣例なんですね。

    ウィキペディアとか編集できるもんなんですねー。これを期に道を間違えて漢文を読むために大学に行くような人間が減ることを祈るばかりです(笑


    〉三国志後伝

    まあ、私も2016年に出会うまで知りませんでしたからね。仕方ないですね。


    ご教示ありがとうございます。
    大変勉強になりました。
  • ありがとうございます。

    >許可を得てから掲載という慣例なんですね。

    特にそういう慣例はありません。これは逆に知っている人だから許可を得るという感じですね。できるなら、三国志後伝や續三國志演義に詳しい方にお伝えした方がいいという考えもあります。

  • まめさま

    こんばんは。

    > 逆に知っている人だから許可を得るという感じですね。

    なるほど、知らない人だと許可を取りにくいですもんね。
    昔のHPの相互リンク的な何かとは違いますし。

    むしろ、興味ありそうな方に知って頂く感じですか、
    お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
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