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無双の細道こぼれ話第十回:著作権と私

 パロディや二次創作に関する著作権の問題は、なかなか難しいものがあります。

 例えば昔の漫画なんかでは何かのパロディをしても「○○先生、ごめんなさい」と欄外にでも書いておけば許されたのかもしれません。

 が、今はそんな緩い時代とは違います。
 やはりこの手に関することはしっかりとしておかないと、あとで大変なことになってもおかしくないのです。
 
 例えば私の大好きな漫画に『アオイホノオ』があります。
 作者・島本和彦先生の自伝的漫画の今作は(各巻、冒頭に「この物語はフィクションである」とありますけどね)、先生が学生時代に出会った庵野秀明監督や、岡田斗司夫さんや、その他著名人がいっぱい出てきます。

 その中で主人公・ホノオモユルは様々な暴言を吐きます。
 
 具体的には「高橋留美子はタイミングだけで生きている!」とか「あだち充は野球漫画の描き方が分かってないんだ!」などです。
 
 これらを見て私たちは「さすがは島本先生、尖ってるなぁ」とゲラゲラ笑うわけですが、では島本先生はこれらの暴言を高橋留美子先生やあだち充先生の許可を取らずに描いているのでしょうか?

 そんなことは決してないでしょう。
 漫画では暴言セリフが飛び交う島本先生ですが、その実はとても気配りが出来る方なのでちゃんと事前に手回しをされていたと思います。

 実際、漫画に出てくる矢野健太郎先生には事前に描いていいかと連絡していたそうです。
 正直なところ、庵野秀明監督などのDAIKONスタッフとかならともかく、あんまり物語に関わってこない矢野健太郎先生にです(失礼)。

 だったら絶対高橋留美子先生やあだち充先生にも事前に許可を貰っているに決まってるじゃないですか!
 ちなみに最初は渋っていた矢野先生ですが、第一話の庵野監督の描かれ方を見てOKを出したそうです。
 
 やはりそれなりのことをやろうと思ったら事前に手回しが必要だと言うことです。
 で、何が言いたいのかと言うと、私もちゃんと手回しをしておりますよってことです。
 
 そうです、ボンゴレ☆ビガンゴさんに「もし書籍化したら焼肉奢るから」と約束してしまった、ということです。

<お礼>
榮織タスクさん、1103教室最後尾左端さん、評価の星をありがとうございます!
とても嬉しいし、励みになります! これからも頑張りますっ!

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