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無双の細道こぼれ話第八回:文字数と私

 Web小説における最適な一話の文字数は、はたして何文字なんだろう?
 
 これはよく議論される問題です。
 Web小説はちょっとした空き時間に読むものだから短い方が適しているという意見もあれば、毎回ある程度がっつり読ませてほしいという意見も少なくありません。
 結果としてはだいたい2000~5000字くらいという答えが平均的でしょうか。人によっては3000字以下が絶対条件とか、2500~3000字以外クソとか色々思うところはあるでしょうが、それを言ったらキリがないのでやめておきます。
 
 で、『無双の細道』を書くにあたって、私は文字数においても、ある画期的な試みを導入しようと考えていました(まるで他にも画期的なことをやっているように聞こえるかもしれないのがミソ)。

 せっかく俳句をフューチャーしているのです。
 ならば、各話の文字数も俳句にちなんで5・7・5、すなわち575字にしてやろうじゃないか、と。
 
 というわけで早速本日公開した第八話を見直してください。
 全然違うから。
 そもそも第一話からして違うから。
 
 そうです、考えたのはいいものの、あっさり座礁したのでした。
 
 いやー、575字って全然書けないですね。
 そもそも先述したように2000~5000字あたりがいいんじゃねと言われているのに、575字に凝縮するなんて無茶が過ぎます。
 しかし、そう考えると俳句が出てきた当時も世間からは「短歌の下の句を取るなんて無茶しすぎ!」なんて言われたのではないでしょうか。
 それを松尾芭蕉たちの努力によって、今では5・7・5のわずか17字に込められた世界を私たちはすぐに頭の中へ思い浮かべることができるのです。
 凄いですね。
 対して前回同様、あわよくばPVを余計に稼ごうとした私は反省したほうがいいですかね、やっぱり。

<お礼>
お礼を、お礼を言わせてくれぇぇぇぇぇ(つまり二日連続☆評価なしでございます)
あ、でも『買取人は強欲に笑う』の方に☆評価をいただいてました! hiropo8148さん、ありがとうございます!!

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