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和を以て貴し3

https://kakuyomu.jp/works/16817330656927273343/episodes/16818093080527668759

なんだったか、昔、公民か何かの授業で教師が「共産主義は平等な労働を敷くが人間の能力は平等じゃない。加えて個人の性格も考慮するとなると、システムの維持は難しい」というような能書きを垂れていた事を思い出す。生徒の前で特定思想を否定するような発言はまずいと言う事で厳しめの訓戒を受けたそうだが、こうして実際に起こっている事態を目の当たりにするとまったくもってその通りだなと理解できた。どれだけ社会全体に貢献し、マジョリティにとって気のいい友人だとしても、マイノリティの味方にはならない。不公平性、不平等性を全ての人間が甘受して相互扶助をしていくのが共産主義の完成系である。今の集落における生活は、人並み以上に働く人間にとってこのうえない理不尽を感じるであろう。

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