平　遊

～2010年 だいぶ以前に、ノートに走り書きしていた、気ままに綴った言葉たち。 平均して、全て短いです。 2021年～ 今の自分の想い。今まで形にできなかった想い、もあるかな。…

もうすぐ、クリスマス。 恋人誠司に、藍香は言った。 「サンタクロース、来てくれるかな」 あきれ顔を見せる誠司に、藍香は言う。 「サンタクロースに会った事がある」と。 これは、幼…

散歩コースの途中にある、小さな教会。 熱心に祈りを捧げている一人の女性に出会った。 彼女は、何を祈っていたのか。 その祈りは、届いていたのか。 ならば、なぜー

４か月前。 彼と、別れた。 彼の、『好きな人ができた』の一言で。 それでも私はつい、２人分の料理を作ってしまう。 お料理って、１人分を作るのは、なかなか難しいから。 だから、今年…

千早は星羅の恋人。 会いたい時には、いつでも会いに来てくれる。 でも、仕事の関係上、約束の時間に来られない事もしばしば。 ある日。 千早を待ちながら暇つぶしに眺めていた通販カタロ…

仲良し四人組。 春乃、夏実、秋菜、冬香。 いないのは、誰？

こころの一部を閉ざした女の子が、ある魔法の言葉に出会って、心を開放するお話。 童話テイストの、ごく短いお話です。 『気の向くままに』用に書いたのですが、あまりにテイストが違うの…

※怖い話ではありません。 ※１話は1000文字以下の短いお話なので、お気軽にどうぞ♪ 僕は、目黒　奏太。小学校４年生。ごくごく普通の小学生だ。ちょっと、人見知りで引っ込み思案な…

何の異動希望も出していなかったのに。 小学生の「算数」の頃から、数字が大の苦手だと言うのに。 そんな私が、会社命令の異動ですっ飛ばされた先は、某会社の『人事部　給与厚生課』。 昨…

私や、私の家族、友人が体験した、笑える（かもしれない）話。 また聞きＮＧのため、間違いなく実話。 登場人物は多少変更する場合があるけれども。 一話ずつ完結した話。短編なので、お気…

一之瀬　怜司　と　恩田　稔　は、異なる会社に所属しながらも、共に会社横断共同プロジェクトを進める、一時的なパートナー。 光石部長の指名でプロジェクトリーダーに抜擢された一之瀬は、…

私：大竹　澄香（おおたけ　すみか）は、アラサーの独女。 気付けば会社では『チームリーダー』なんて肩書まで背負わされている。 仕事とプライベートはきっちり分けてきたから、チームメン…

ちょっとした冗談で地雷を踏み、オレ（博也）は恋人の佑介を怒らせてしまった。 このままじゃきっと、破局だ。 ちゃんと、謝らないと。 そう思って呼び出した佑介の返事は、「行けたら行く…

ふと、しばらく帰っていない実家に帰ってみようと思い立ったところから始まる、３つのお話。 ３話とも、始まりは全部同じ。 ですが、結末は異なります。

生まれつき心臓が弱かったボク（輝／あきら）は、幼い頃に、銀髪で赤い瞳のキレイなお姉さんこと、『すげー悪魔』のマリカと、契約を交わした。 ３つの願いを叶えてくれる代わりに、願いが叶…

私は、記憶にある限り、少なくとも５回、人生を歩んだ。 まったく違う人生を、だ。 だが、未だに自分が幸せだったのか不幸せだったのか、わからない。 と言うか、幸せ、というものが、どう…

ほんの些細な事で、彼とケンカをした。 でも。 毎年必ず一緒に見に来ていた、花火大会。 『たまには、浴衣姿を見てみたいな。』 なんて言っていた彼の言葉を思い出し、浴衣を着て、1人で…

これは、俺：椎茸檸檬の、実話を元にしたラブコメである。 俺はある日、彼女の････ 椎茸檸檬β：えーっ？そんなに「元」にもしてなくない？実話。 椎茸檸檬α：お前、これは『あらす…

大学時代からの友人だったヒカルを、ある賭けをきっかけに口説き落として、同居を始めた史郎。 ある日、会社の同僚から、ヒカルに女がいるかどうかを確認してくれと頼まれ、直接ヒカルに確認…

彼女と婚約解消をした夏のある日、僕はゴミ集積所に座り込んでいた少年を見つけた。 翌朝まだ同じ場所にいた少年を見かねて、僕は彼を部屋へ連れ帰った。 彼は言った。 「ボクを殺して」 …

休日に、理想の雑貨屋を求めて雑貨屋めぐりをするほど雑貨が大好きな、杏奈。 ある日、会社近くに素敵な雑貨屋ができたと聞き、訪ねた店で、自称：オーナーのチャラそうな男と出会う。 最初…

あの日僕が行っていれば。 もしかしたら、君は。 僕はずっと自分を責め続けていたけれど。 １０年、経ったよ。 約束した相手はもう居ない。でも僕は････ ちょっと切ない、でも…

あたし（藤原 円：ふじわら まどか）達の高校には、口うるさい「風紀委員」達がいる。 中でもとりわけうるさいのが、アイツ、四宮 堅（しのみや けん）。 制服なんて、崩して着こなして…

月曜の朝。 目覚ましの音で目覚めた大学生・ナツキは、隣に同じ大学生のケイタが寝ている事に気付いて驚いた。しかも、二人とも、上半身は裸。 加えて、頭痛と、グラグラ回る天井と、床に散…

おれ（ヒカル）は、相方（アオイ）と一緒に暮らしている。 世間的にはルームシェア。俺たち的には同棲だ。 つまり、そういう関係。 そんなある日、俺はこの手でアオイを殺す夢を見た。 夢…

俺より少し年上の【彼】。 生まれて初めて俺は、心から『この人が欲しい』と思った。 男とか、女とか、そんなことなんか、関係ないほどに。 今俺は、密かに【彼】に猛アタック中で、【彼】…

ボク（夏希）は高校の寮で生活している。 寮は２人１部屋で、ルームメイトは同学年のカッちゃん（勝也：カツ）。 寮には仲良しの先輩が２人（光弘先輩と、翔先輩）いて、寮でもお休みの日で…

高飛車で強引で減らず口でストーカーの、背の低い女子、おチビちゃんこと、大野 沙希。 何度断ってもめげずに告ってくるおチビちゃんに、俺はつい、言ってしまっていた。 『俺にキスできた…

僕は彼女を見ている。恋する彼女を。 僕を見てはくれない、彼女を。 淋しいけれど、仕方がない。 ････その顔は、誰か来たんだね？ 今日は、賑やかな夜になりそうだ････ （※そ…

ツンデレだったり、不器用だったり、わかりづらかったり、奥手だったり。 そんな、愛すべき彼氏たちのお話。 全１０話。一話完結形式です。

不運が重なり、死に場所を求めていた俺は、「死神」を名乗る小さな女の子と出会った。 お決まりの死神を思い浮かべた俺に、その子はこう言った。 「『それ』ではない方じゃ。」と。 『そ…

怖いのは、【おかしくなっていることにすら、気づいていなかった、ということ。】 数年前、業務が多忙を極めていた僕は、ある日の出勤時にホームに近づく通過電車を見てこう思った。 ここで…

「なぁ、憶えてるか？」 １５年前の夏。 越してきたばかりの少年あつしは、友達のしょうたと遊んでもらうことができず、置いてけぼりにされた沼のほとりで、若い僧侶と出会った。 「しょう…

毎日のように「死にたい」と漏らす舞香に、「また『死ぬ死ぬ詐欺』が始まった」と、からかいながらも、舞香の話を受け止めてくれる美早紀。 そんな美早紀が、舞香に『いろいろ、ごめん。』の…

僕に近づく人間は、全て僕に恋い焦がれ、そして、僕を手に入れたとたんに、死の鎌が振り下ろされる。それが僕の存在意義だと、そう割り切っていたはずだった。 初めて「失いたく無い」と思…

ある日のデートを境に、チャミからの連絡が一切無くなった。 何か怒らせるような事でもしただろうか？ それとも、何かのサプライズの一環か？ 思い悩む朔だったが････

ある日突、見知らぬ、ちょっとイカれた格好の女に声を掛けられたコウタロウの、不思議で切ないお話です。

夢と現実の間に住み、夢を司る者。ユーリ。 ユーリが関わった人間たちの、それぞれのお話し。ハッピーエンドもあり、バッドエンドもあり。 【夢】いじめられっ子で、なかなか努力が報われな…

『やっぱりお兄ちゃんおかしいよ！』 義妹のユミが、お義母さんに言っているのが聞こえた。 夫のケイタは今単身赴任中だが、まさか･･･浮気？！ 夫に会いに行くという義妹の後をつけて行…

『今日は絶対に早く帰って来てね。』 と、可愛い新妻に送り出され、何があっても早く帰ってやると、固く心に誓った俺だったが･･･ B'zの『となりでねむらせて』を聞きながら書いたお…

山野正隆は、彼女から『やまのん』と呼ばれているが、本当は名前で呼んで欲しいと望んでいた。 ある日、彼女に「名前で呼んで欲しい」とお願いすると、彼女は一つ条件を出してきた。 山野…

大学卒業以来３年間、１度も会っていなかった【相棒】から届いた、『引っ越ししました！』ハガキ。よくある『近くにお越しの際はぜひ遊びに来てください！』の印字の横に書かれた手書きの文字…

『僕』が望めば、すべて叶えてもらえる。 でも、それはー。 ものすごく短いお話しです。 近い将来はこうなるのな、という想像･･･

雨の日に初めて会った、赤い傘の長いストレートの髪の彼女。 高校最後の年、意を決して声をかけた相手とは。

同じ高校出身で、卒業後もたまたま同じ大学の同じ学部で同じサークルに所属している先輩。 たまに一緒に出掛けたり、映画を観に行ったり。 そんな感じだから、バレンタインには毎年「義理チ…

ある日突然、空から海に天使が落ちてきて・・・ 伯父さんと、天使と、僕のお話。

「丘」＝思い出の場所、自分にとって大切な場所。 そして、大切な思い出。 そんなイメージでつくったお話しです。

実家の近くの「万年桜」。 昔は、【春になっても花が咲いたことがないから、万年咲かない桜、略して【万年桜】。 今は、【いつでも花が咲いているから、万年桜】。 見に行く人も少ないこの…