守田野圭二

「ファッファッファ。よくぞここまで来たな」 「余は待っておった。貴様のような読者がやってくるのを」 「ここまで来た褒美として、冥土の土産に見せてやろう。出でよ！　四十七剣よ！」 …

　ケイドロまたはドロケイと呼ばれていた鬼ごっこが派生して生まれた、五人一組のチームからなるスポーツ遊戯『ラック』は今や一世を風靡していた。 　スライプギアと呼ばれる電動インライ…

「おはよ、サイ。今日もよろしく頼むよ」 　ボクが話しかけている相手は人間じゃなく、何の変哲もない自転車だ。 　別に友達がいない訳ではなく、霊感がある訳でもなく、ましてや幻覚が見え…

『俺の彼女が１２０円だった件』の卒業後のお話です。 続きが見たいという方もいれば、綺麗なまま終わってほしいという意見もあると思うので、別作品という形で投稿させていただきました。 …

生徒総数は約２５００人。一学年につき８００人以上のマンモス校、屋代（やしろ）学園。 財閥や理事長の子も、誰もが知るようなアイドルも存在しない。大きい以外は至って普通の学校に通う米…