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「R.B.ブッコローの二次創作コンテスト」振り返り

「R.B.ブッコローの二次創作コンテスト」の結果が発表されました。
https://kakuyomu.jp/info/entry/7th_Yurindocollaboration_result

 拙作「R.B.ブッコローの『伝書ミミズク春に飛ぶ』」が最終候補に残ったということで、たいへん嬉しく思っています。
https://kakuyomu.jp/works/16817330655669849528

 受賞は逃しましたが、入賞の三作品はいずれもパワーや世界観を備えており、負けて悔いなしというところです。

 さて、勝手ながら今回のコンテストに対して自分がやったこと、感じたことについて書き残しておこうと思います。

 「有隣堂しか知らない世界」のYoutubeチャンネルは以前から拝見していて、徹底した編集によるこだわった内容に感銘を受けていました。ガラスペンのこともチャンネルの紹介で知ったので、作中に出したいなあと考えていたぐらいです。
 二次創作コンテストの開催と同時に準備を行いました。本当なら5作品くらい書こうと思っていたのですが、スケジュールとメンタルの都合で叶わず、最終的に2作品に絞りました。コンテストには313本もの作品が集まったとのことで、数を絞ったのは正しかったと思っています。

 先に公開した作品、「R.B.ブッコローの『異世界ちゅートリある』」は「カクヨムの読者がさらっと読んでくれたら嬉しいな」と思いました。カクヨムらしい作品、ブッコローとカクヨムのトリが登場する作品にしました。
https://kakuyomu.jp/works/16817330655155392492
 結果的に、本コンテストにはカクヨム作者よりもゆうせか視聴者のほうが多いくらいだったようなので、Web小説らしいテーマの作品を書いたのも良かったんじゃないかなーと思います。筆者自身はチートや異世界転移を普段書かないので、そういうノリを短編で表現できて楽しく書けました。

 さて、最終選考に残った「伝書ミミズク春に飛ぶ」は、かなりはっきり「ゆうせか賞」を狙いにいきました。
 今回のコンテストでは三つの賞が用意されており、「文房具王になり損ねた女賞」は岡崎さんが活躍する作品、「ブッコロー賞」はぶっ飛んだアイデアの作品に送られるだろうと考えました。(おそらく、受賞作からして予想は当たってると思います)
 大賞にあたる「ゆうせか賞」はそれらに対して、「ブッコローのキャラクターが分かりやすい」「小説としての質が高い」などの要件が求められるだろうと考えました。(これも妥当だったと思います)
 また、大賞特典は「有隣堂店舗でQRコードを記載したしおりが配布される」とのことだったので、ゆうせかファンだけでなく、有隣堂の利用者が目にするかもしれないと考え、ブッコローのことを知らない人が読んでも「ふつうに面白い」作品にしようと考えました。

 そうなると、異世界転移や追放といった「WEB小説らしい要素」よりもむしろ、短編としてさらっと読めるタイプの作品がよかろうと思い、オリジナルの登場人物とブッコローの会話で展開するお話にしました。
 また、他の作品と比べて印象に残るように書簡体を挟みました。(ドストエフスキーの「貧しい人々」を読んだ直後だったのです)
 さらっと読めて爽やかな気分で読み終えられるようにしたつもりですが……どうだったでしょうか。
 読んでいただいた方からもけっこう褒めていただき、喜ばしく思っています。

 結果として、最終選考作の一つ目に記載されたので、勝手に「ゆうせか賞の候補に最後まで残った」と考えておくことにして、ちょっと誇りに思っておくことにします。

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