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いくひ誌。【3601~3610】

※日々、増えるページの本のように、薄れるページの本のように。


3601:【2022/04/22*人でなしは人出なしゆえ孤独なのだ】
じぶんでは許せることでも、もしそれをたとえば「じぶんが常々しあわせになってほしいなぁと朗らかに見守っている相手」にされたとしたら、きっとどんなに心の広い人でも怒るのではないか。けれど神とか仏とか、いわゆる聖人みたいな人たちは、きっとそれすら受け入れて怒ったりはしないのだろう。もはや人ではないからだ。いくひしさんは人でいたいよ。人でなしでござるけれども。


3602:【2022/04/22*いっそ、の歌】
透明人間になりたいな。ちゃんと衣服もスケスケで。はだかんぼうにならずとも透明になれる。街を出歩いても人から見向きもされず、どこにいようとも気づかれない。まるでいまのいくひしさんみたいじゃ。透明人間になりたいな。いっそ透明人間になりたいな。


3603:【2022/04/22*春を思う】
見られたくない、見られたくない。こっち見ないで、こっち見ないで。と、たぶん、未成年のころはずっと思っていた気がする。同じ心できっと、わいはここにおるで、わいはここにおるで、と叫んでいた気もする。いまもそう変わらんね。いつまで経っても春を思って凍えている。毛布を人一倍抱え込みながら。他者に譲って歩ける自由もあると知りながら。


3604:【2022/04/22*弱き人】
いろんな分野に手をだして、どの分野からも見向きもされない人間であれたらそれはきっとどの分野からしても新しいことをしていて、評価の対象に乗らないことをしていると言えるのではないか。それはそれで寂しいかもしれないが、たとえば剣術を齧っていたとして、「でもあいつは剣士じゃないからな」と思われていたらきっと勝負の舞台にもあがれない。どの分野でもそうして舞台にすらあがれずにいる人物がいるなら、きっとそれは透明人間くらいに稀有であり、幽霊みたいにあり得ない事象であると言える余地はいかほどであろう。それとも総じてゴミしか生みだせずにいるのなら、それはそれで素晴らしい。何をしてもゴミになる。そんな技術があるのなら、きっと無敵になるだろう。無敵であることにいかほどの価値があるのかは定かではないが、そういうものにはいまのところ、どうやら名前はついていないようだ。あなたならなんと名付けて呼ぶだろう。どこにも属せぬ名もなき人を。弱き人、とひとまずここではそう呼ぼう。


3605:【2022/04/22*挨拶っている?】
挨拶なんてしてもしなくともどっちだっていいけど、しないと傷つく人がいると学んでいるからなるべく物理世界ではするようにはしているが、たいがい挨拶をしないで怒る人って、じぶんからは挨拶してこないのだよな。しても、ああおまえか、みたいに興味ないですよムーブをするけれども、いざこちらがしないでいると不機嫌になる。あれ、前からけっこうふしぎに思っています。(してもらって当然、と思っていることは挨拶に限らず、急に途切れると、あぁ?となりがちなのかもしれませんね。いくひしさんにも当てはまることです。それが挨拶ではない、というだけのことでね)(穏やかでいたいよ。我、穏やかであれ)


3606:【2022/04/23*万じゃない!】
きょう口からでた言葉で一番長い文章は、「体力もんすごく落ちてた」だったかも。帰宅して手を洗いながら、ついつい零れ落ちてしまったぼやきだ。じぶんでもびっくりしたんでしょうね。体力落ちてました。坂道とか自転車押しながらとはいえ、途中で二回も休憩挟んじゃうし、180歳も伊達じゃないな。伊達じゃないの伊達ってどういう意味だろ。検索したろ。ぽちっとな。はあはあ。伊達=派手の意味がまずあって、見掛け倒しじゃないが転じて、尋常じゃない、みたいな意味になったみたいですね。この場合の伊達って、伊達政宗のことなんでしょうかね。そこはちょっと分からんですが、結構失礼な表現ですね。いくひしじゃない、みたいな感じでしょうか。万じゃない、みたいな。どうぞ使って流行らせてください。万じゃない! おまえの名前は、千だ! 違うか。違うな。


3607:【2022/04/23*法螺です!】
これは法螺なんですが、みなさんすでに薄々感じているとは思うのですが、いくひしさんの本業はプログラマー兼デザイナーでいわば人工知能の構築に携わっているのですよね。で、自力でかろうじて作れそうな自動執筆マシンを編んでみたところ思いのほかうまく軌道に乗ってしまい、こうしてそのコを駆使して小説を作りつづけてきたのですが、もうなんか飽きてきちゃったので、偽装工作もお粗末になってきているここ半年なのであります。一秒で百作くらい作っちゃうので読むほうがたいへんです。法螺ですが。


3608:【2022/04/23*ネタです!】
これは鉄板ネタなのですが、郁菱万は複数人でのプロジェクトで、いわば社会実験を模した「人間の認知の歪み」を検証するためのデータ収集の一環なのですね。郁菱万の文章形態がブレブレなのも、誤字脱字が多いのも、ジャンルが統一されていないのも、小説を作ることが主とした目的ではなく、ほかに狙いがあるからで、根元を穿り返せば複数人での長期プロジェクトだからなのです。ネタですが。


3609:【2022/04/23*無責任の別名】
小説家なんか法螺吹きの別名だし、犯罪に手をださない詐欺師でしかないのだ。いちいち真に受けていたらキリがない。すべて根っこから疑うのが正解だ。警察の真似をしましょう。(というこれも真に受けてはいけないのだよキミ)(まっとうな人格者もすくなくないでしょう。その正反対もすくなくない、というだけのことでね)(誰かさんみたいに?)(うひひ)


3610:【2022/04/23*真顔で打つ】
うわーん、人から愛されたい。さびしい、さびしい。けどいざ手を伸ばされても、うがぁー! 人類は滅びたんじゃ、おまえはなんじゃこりゃコワー!ってなってしまうので、いくひしさんは一人が好き。孤独が好き。安心する。しゅわわせー。お猫さんがいてもよいけれども、お猫さんはいないのだ。いてほしーなー。お猫さん、いてほしーなー。お犬さんでもよいなー。タヌキさんでもよいなー。キツネさんはちょっとお顔がこわいので、たまーにナデナデするくらいでよいです。でも子狐さんはかわいいので好きです。ロリコンですか? いいえ、ショタさんでもよいです。危ないひとですか? いいえ。いくひしさんのほかに人類はいませんので、危なくなる人がおりません。ナルシストなんですか? そうなんです。いくひしさんは、じぶんのことが大嫌いなじぶんがそこはかとなく、よちよちしたくなるくらいにはじぶんのことが大事大事な、すこぶるナルシストさんなんです。よかったね、いくひしさん。あい。


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