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いくひ誌。【3481~3490】

※日々、欲を深めて、物足りない。


3481:【2022/03/10*一人二人時空をジャンプ】
いくひしさんはもう出涸らし状態の終わっている駄文製造機なので――しかし駄菓子がそうであるように食べる人が食べたらあら美味しいってなる駄文もつくれてしまう超すごい駄文製造機なので――ここに並べている日誌を装った小説もどきも、ほかの小説群も、どれもいくひしさんの文章やらアイディアやらは、誰が遠慮することなく利用してもらっていいと思っています。だいたいにおいて、最短でも数年後、そうでなくとも数十年後とか、百年後とか、そういうあとあとに現れるだろう、「いくひしさんとは相容れぬしかしいくひしさんと似た人」に届いたらよいなぁ、とその確率をすこしでもあげるために並べている部分がなきにしもあらずであり、手紙を詰めた瓶を海に流すような感覚で文字の判子遊びをしているだけなので(だけというのは言い過ぎにしろ)、誰に届かなくともひとまず海に小瓶を流したあとで味わえるわくわくが得られればそれで満足じゃのイタズラ心満載な一人遊びですので、仮にどこかの惑星の宇宙人だとか異世界人だとか未来人だとか、そういったいまここにはないどこかにはいるだろう方々が、これら文字の羅列に何かしら惹かれるものがあった場合には、誰に遠慮することなくどうぞお好きにご利用ください、といくひしさんは望んでおる。とか言いながら、ここに並べてある日誌のような小説のような日誌を装った小説こと「いくひ誌。」は、誰もいなくなった地表にて、誰かほかにいませんかー、とラジオで即興の独白を流しているような一人遊びにも満たない寂しさを紛らわすための寒空の下で吐く吐息のようなものにすぎないので(過ぎないは言い過ぎにしろ)、いつかは誰かに届くかもしれない、と淡い希望に身を委ねるような、ありもしない幻影に身を浸し、現実なんて見とうない、と日々のつれづれから現実逃避しつつも、なんだかんだのほほんと生きていられるいくひしさんの、やはりつれづれにして、妄想なのですね。(けっきょく妄想なの、小説なの、どっちなの?)(日誌です)(日誌なんじゃん)(という体の小説です)(はいはいもういいです好きにして)(好きにします)(ひとに迷惑はかけちゃダメだよ)(迷惑をかけられるほどのひとがいないのですが)(あたしは?)(あなたはどこにいるのですか)(いやいやここにいるじゃん)(どこに?)(ここに!)(ここには私しかいませんが)(じゃああんたがあたしってことなんじゃん)(みたいにして小説ができあがっていくわけですね。どこまでいってもしょせんは一人遊びなんですよ)(読者は?)(いたなら二人遊びかもしれませんね。時空を超越した二人遊びです)


3482:【2022/03/10*私は愚かです】
陰謀論を信じる人をひとまず小馬鹿にしていればじぶんのほうが現代人として多少マシに思えるからみなこぞって他者の考えや主張を、陰謀論だと言って揶揄するが、そういう人たちのなかでいったいどれだけの人たちが還元主義以外での考え方ができているのだろう。もし還元主義以外での考え方ができていないのなら、それは陰謀論を信じているかそれ以上に、なかなかに危うい妄信のなかに生きていると言えるのではなかろうか(還元主義は有効だが、それを踏まえたうえでさらに世界を解釈する視点があったほうが好ましい事象があることをどれだけの人たちが認識できているのだろう)。人はみな、じぶんが思っているほどには賢くはない。人を愚かと言えるほどには賢くはないのだ。(確率的にほとんど無視できる事象を、それは間違っていますよ、と意見するのは誰にでもできるし、秩序を築くうえではそこそこまあまあ好ましい姿勢ではあるだろう)(定かではないが)(と、愚かな人が申しております)(うひひ)


3483:【2022/03/11*現実がすでにSF】
いくひしさんはセンスがないので、せっかく何十年後とか百年後とかに読んでも新鮮な物語をつくりたいな、と思っていても、けっこうもう時代のほうに簡単に追いつかれてしまって、「賞味期限……」みたいに物語の鮮度が落ちてしまった気になるのだけれども、そんなことで鮮度が落ちるような物語をつくる時点で何かの指針がズレているし、そんなことで物語の鮮度が落ちると考える価値観も浅はかなので、気にしないようにしている。さいきんだと、「血と義と花のモノガタリ」――たしか2016~2017につくった物語があるのだが、百合で人工血液でバイオレンスな話で、「輸血により若返りの効果が表れたり、他者の体質が反映される」といった「嘘」を物語の成分に組み込んだ。本当かどうかは知らないが、さいきんの研究でどうやらそういうこともあるらしい、と報告があがっているそうだ。ツイッター経由で得た情報なので信憑性は低いが。そのうち、磁界操作で空を飛べるようになります、とかいい加減なことを言うだけでも本当になりそうだ。文字を並べるだけならこんなにも気楽なのに、それらの技術を実現したり、研究する人たちの労力と根気と底なしの好奇心を思うと、感心するよりもさきに、驚いてしまうな。なんでそんなすごい真似ができるんだろ。文字を並べて判子遊びをするので精一杯ないくひしさんはやっぱりびっくりしてしまうな。【血と義と花のモノガタリ(血)】:引用「血液ドラッグがドラッグと呼ばれるようになった所以ですね。体力のない子どもに、一流アスリートの血液を輸血するだけでその子は、一躍運動会の主役になれます。眉目秀麗な少女の血を輸血されれば、還暦の老婆であっても肌が三十歳は若返り、継続して輸血しつづけることで骨格にまでその影響が及ぼされる。遺伝子レベルは言いすぎにしてもそれにちかい変質が肉体に現れる。いちどは否定された現象ですがね。継続的に摂取することで効果が現れることが証明されたのです。用途に応じて、顧客の需要に応じて――そうして【パック】はその提供者の情報と共に、万能薬として社会に波及していった背景があるわけです」(https://kakuyomu.jp/works/1177354054882447768/episodes/1177354054882448078


3484:【2022/03/11*縁と円】
人間一人にできることはすくない。何かを叶えられずとも、誰を救えずとも、それは仕方がないし、むしろ自然だ。何かを叶え、誰かを救うことのできる人が幸運だ。それはたとえば順番や巡り合わせにちかい。みな大なり小なり、現代社会に息づいていれば、知らぬうちにバケツリレーに加わっている。偶然に、たまたま、火のまえに立っていた人がバケツの水をかけて消火できる。しかしそれまでのあいだには、バケツを運びつづけた者たちがいる。むろん、じぶんの目のまえに火があることに気づかなければ火の勢いを弱めることには繋がらないだろうし、じぶんにバケツが巡ってきていることに気づけなければ、バケツを受け取ることすら適わない。或いは、バケツを受け取らずとも、ひょっとしたら何かほかのモノを受け取っているのかもしれないし、そうしたリレーの列と列を繋ぐ橋渡しができているかもしれない。そうして受け取ったモノを適切に使えるか否かもまた、自覚や視点――知識の有無に左右されるようだ。そうした知識そのものすら、バケツリレーなのかも分からない。いずれにせよ、大なり小なり、みな、蓄え、巡り、繋ぎつづけている。


3485:【2022/03/11*反応はないほうがよい】
いいこと言ったふうなことを並べるだけでもなんかおちちゅく。なんもしてないのに、何かを成した気になれる。おすすめ。


3486:【2022/03/11*根が悪人】
いくひしさんは、不正を防ぐ側よりも、不正を働く側にちかい属性を帯びているし、いじめを防ぐよりも、いじめてしまう側にちかい属性を帯びている。だからこそ、ほかの人たちが見落としがちな危うさに敏感だし、違和感を覚えることができるのかもしれない。優れた犯罪捜査官は、犯罪者の思考を高い割合でトレースできるはずだ。理性や自制心、或いは知恵や知識によって、犯罪行為に走っていないだけなのだ。間違った仮説かもしれないが。(定かではないんじゃ)(それはそうだろうね。優れた犯罪捜査官はきっと、犯罪者の思考など理解できずとも、科学的な手法やデータをもとに、事実に則って真相を解明していくと思いますよ)(ですね)


3487:【2022/03/11*自制心ほしい】
あ、なんかいかにもじぶんが自制心ありますけれども?みたいな雰囲気を醸してしまった。自制心、ありません。つねに誘惑に負けています。自覚していないだけで、軽犯罪とかも全然犯していると思います(近道するためにマンションの駐車場――私有地――を横切ったりとか)(拾った一円玉を交番に届けなかったりとか)(ひきこもりなのに日中、遊びにでかけちゃったりとか)(それは軽犯罪なの?)(なんかそういう法律があった気がする)(勘違いでは?)。


3488:【2022/03/11*楽しかったからOKです】
きょう並べた分の小説が半分消えちゃったので不貞寝する。いくひしさんしか読んでいない文字の羅列じゃったな。なんて贅沢。うひひ。


3489:【2022/03/12*飛び飛びに生きている】
いま気づいたけれども、noteさんを利用しはじめてからだいたい三年半くらい経ったのだね。2018年8月10日から2022年3月1日までのあいだ、毎日更新をつづけてきた。毎回更新するたびに、連続更新何日です、みたいに出るのだが、ようやくリセットできたようで清々しい。いくひしさんはよく、積みあげてきたものをいちど横ちょに置いて寝かしたり、放置したり、衰えさせたりする。この日誌も気まぐれに十か月くらい並べなかった期間があるし、ほかの日課でも同じだ。毎日絶対つづけるぞ、なんて思ったことはない。無理ならしない。無理をしない。べつに継続することが目的ではないからだ。でもときどきは継続することを目的にすることもある。それはたとえば、生きることが目的で生きている現代人は滅多にいないけれども、生きようとしなければ生きていけないのと似ている。言い換えるなら、死ぬために生きている人はいないけれども、ときどきは死を意識しないと生を実感できないことと似ている。千作つくっちゃおっかな、とか今年の最初のほうに並べたけれども、それももはやどうでもよくなってしまったな。意思が弱いのである。ひとまず、しばらくは、つくりかけの物語を閉じていこうと思います。(とかこういうことを並べるときに限って新作をつくりはじめてしまうのだ。日々はままならぬ)


3490:【2022/03/12*何を最悪と捉えるか】
急激な変化はどんなものであれ、副作用を起こしやすい。作用を働かせれば反作用を受けるのと同じくらい普遍的な法則と言えるのではないか。生命の関わる事象にかぎり、との但し書きがつくかもしれないが。なんにせよ、最悪をどこに設定し、いかにそれを防ぐのか。知能の介在はここにこそ有効に働くと言えそうだ。定かではない。(最悪を防げたらひとまずそれだけでも「得」と言える)(期間の長短により、何が最悪となるのかは変化しそうだ)(しかしそれでも、それゆえにか、何を最も【最悪】として捉えておくかによっては、いずれもの「最悪」をも回避できるようになるのかもしれない。時間スパンの変化ごとに生じる諸々の「最悪」たちには、なんらかの共通点があるのではないか、との仮説がここに成り立つ)(たとえば、いったい何が「最悪」を引き起こすのか、その契機として働く因子や仕組みには共通点がありそうだ)(なんとなくの勘であるが)

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