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いくひ誌。【791~800】

※日々亀裂を抑圧し、溶接すべく押しつけあうから崩れていく。


791:【脳内】
わーい、おいしーい、やったー、ねっむーい。文字を並べてないときはだいたいこれしか頭にない。


792:【シリーズ】
シリーズ物は第一作がもっとも多く読まれるようだ。そういう傾向は法則といっていいほど顕著に統計数字として表れるらしい。シリーズが進むほどつまらなくなっていく、という法則があるわけではないかぎり、読者が選り好みして、第一作から買おうとすることに要因を見いだせる。いくひしもそこのところはずっと意識しつづけてきた。シリーズ物であっても、すべての作品に手を伸ばしたくなるような工夫はできないだろうか。初期作から試みているのは、時系列をズラすことだ。過去から未来へとつづいていくのではなく、ところどころで、物語の核心となる過去の話を入れる。シリーズを最初からとおして読んでいる者にはサービス巻となり、新しい読者にとっては、まずはそこから読んでみようという気にさせる。シリーズを三巻以上つづけない、というのも個人的に意識している工夫だ。いまのところ効果は観測できていない。そもそも分析できるほど多くの人に読まれていないのだから致し方ない。利点となるか、単なる失敗に終わるかは、おのずと判明するだろう。(それとも読者の増えない要因はそこに関係しているのだろうか。可能性は否定できない)


793:【因果応報】
実力があるのに陽の目を見ないクリエイターがいるとすれば、それは作品とは関係ないところで問題があると考えるのが吉だろう。実力があり、人格に問題がなければ、時代に埋もれることはまずないと言っていい。あるとすれば、作品を発表していないから、の一点だろう。


794:【すごいわー】
YOUTUBERのブライアンがめっちゃすごい。おもしろいし、下品だし、才能あるし、下品だし、すごいわー。断言するけど純文学だわ。逮捕されないか心配。


795:【入れ物と中身】
小説において本は入れ物であり、物語こそが中身である。入れ物が瓶だろうと缶だろうとペットボトルですら、中身のちがいに比べたらその差異は微々たるものだ。入れ物は、素材よりもデザイン性がものを云う。同時に、中身は素材こそが命だ。どちらも拘るべき成分ではあるが、より優先されるのはどちらだろう?


796:【?】
何を言うかではなく誰が言うかで、賛同するか否かを決める。そういうのを差別というのではないのですか? 理屈は誰が言っても妥当だから理屈なのです。


797:【ぼくは無力です】
Rascal - Elhaes Joint


798:【山道】
いくひしに賛同してはダメだ。こんなダメなやつの言うことを真に受けちゃダメなんだ。なに言ってんだと、アホじゃないかと、ダメじゃないかと、そんな考えではなく、そんなわがままではなく、こういう考えで、こうすればいいじゃないかと、考え、行い、見せてくれ。登りつめてくれ。きみたちの理想ってやつを。理想の世界ってやつをさ。


799:【アシガール】
アシガール読んだ。頭部にアルマゲドン級の衝撃が。再起不能。


800:【匿名性の透明性】
もはや現代のネット社会に匿名性なんてものはない。ある日突然、すべてのログの発信者を個人に結び付け、誰が何を発言したのか、何を書きこんだのかが詳らかにされることになっても、なんらふしぎではない。企業の責任問題に発展はするが、せいぜいがその程度の問題でしかなく、言い換えれば、一企業のせいにして、そうした匿名性の消失を実行する者もでてくると考えておいたほうがいい。じっさいのところ、匿名性が表向き維持されたとしても、ビッグデータを扱う企業側からすれば、誰がどのアカウントを扱い、どういう嗜好性を持ち、どういった私生活を送っているのか、誰と誰が繋がり、どういった交友関係を築いているか、おおむねのプライバシーは、自分自身で認識するよりも詳細に把握されることになる。否、一部ではすでになっていると考えておいたほうが身のためだろう。


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参照:いくひ誌。【471~480】https://kakuyomu.jp/users/stand_ant_complex/news/1177354054883152510

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