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いくひ誌。【281~290】

※日々が怠惰に埋もれていく。


281:【ニーズ】
潜在(深層)ニーズは常にある。需要者の要望に応えることは本来のニーズの意図からはズレている。ニーズを殺すな。ミスを犯すな。地図は未開を記してこそ尊ばれる。


282:【着ぐるみが見苦しい】
ちがうんです。強気な発言をしているときは弱っているときなんです。ぐるるぅ、と呻っていないと現実に向き合っていられないのです。弱気な発言をしているときはじゃあだいじょうぶなのかというとそういうわけでもなく、要するにいくひしは常に弱っているのです。息の根を止めるなら今です。


283:【無防備なエロさ】
おぼこから漂うエロさと人妻や熟女から漂うエロさは似ているところがあって、ずっとそれってなんだろうって引っかかっていたのだが、マンガ「ふらいんぐうぃっち1~5巻」を読んでいて、これか!?となった。無防備なエロさだ。もうすこし突っ込んで言うと、エロい目線で見られていることをまったく認知していない状態にあるエロさというか、じぶんが性の対象にされることを発想できない状態が、独特の深みあるエロさを醸しだす。性を認知しないという点で、ショタに漂うエロさもきっとこれだ。ひるがえして言うと、性的な目で見られているかもしれないと警戒している男にもまた独特なエロさが漂って映る。いずれの考察も狩る側からの視点だ。


284:【なにごとも】
どんな主張にも「一理あるかもしれない」と肯定的な部分を見出そうとする姿勢はたいせつだ。しかしそれはどんな主張でも初めは疑ってかかる姿勢が前提に立つ。現実は一つきりではない。主観の数だけ存在する。一理あるは「いちリアル」なのだ(これが言いたかっただけ)(そして今ググったらオヤジギャグサイトでもう誰かが言っていた。2点の評価がついていた)。


285:【にどとしない】
段落をいっさいつけずに物語をつむぐ。2016年はそのつくりかたを一貫して通してきたが、生産性がわるいだけでなく、脱稿したその足で段落をつけていく作業の締まらなさ、とかく段落をつけると改稿せざるを得なくなる場面がたびたびでてきて、こんな無駄なことにどとするか、と叫びたくなってくる。というか叫んだ。あーもうってな具合に叫びだしてしまったのだわ。


286:【よい菌にしよう】
他人の不幸をおもしろがる性質がいくひしにはあって、何か事件や事故があるたびに、わくわくしてしまうじぶんを、ほんとうに腐ってんな、と思う。これはもうじぶんではどうしようもないことで、わくわくするな、というのはムリがある。だからせめて、じぶんを腐らせているそういう性質を、より発酵にちかい化学反応として処理していくほかない。腐ったときこそじぶんらしくありたい。腐っても鯛とは言ったものである。


287:【宇多田ヒカル】
宇多田ヒカルさんの曲が好き。なかでも「誰かの願いが叶うころ」が好き。主題歌として起用されていた映画「キャシャーン(英語表記)」をむかし観て、そのころはしっくりこなかったのだけれど、さいきん聴きなおしてみたら、好きからすごく好きに変わった。ちなみに映画の評価はちまたではあまり芳しくなかったようだけれど、いくひしはすごく好みだった。内容は憶えてなくて、でも、「おもしろいじゃん! おもしろいでしょ!」って誰に向けてだか分からないぷんぷんを抱いた記憶が残っている。時間があったら観かえしてみたいリストの上位にくる映画だ。


288:【ブルボン】
ブルボンのガトーレーズン、めっちゃ美味いな。かっぱえびせんと交互に食べたら止まらないんじゃない? 法律で禁止しなくてだいじょうぶだろか。


289:【ダメじゃないよ】
悪意を抱くのはわるいことじゃない。よくないのは、抱いた悪意から目を背けることだ。悪意を悪意と認めてあげるのはきみにしかできない。赤ちゃんが泣きわめいたら無視するのではなく、あやしてあげる。どうして泣くのかをちゃんと考えてあげる。悪意も同じだ。赤ちゃんはかわいいばかりではない。悪意だって醜いばかりではない。


290:【どうかみなさん】
どうかみなさん、いくひしのことはすっぽんとお呼びください。いえ、すっぽんさまにしつれいですね。めくそはなくそとお呼びください。いえいえめくそさま、はなくそさまにしつれいですね。ならばうーん、そうですね、いくひしのことはいくひしとお呼びください。予定ひとつまともにこなせない。ほんといくひしだなぁ。

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