ダークウェブにKADOKAWAから窃取された個人情報が暴露されているようです。
これらはウイルスが添加されている可能性がありますので、絶対に手に入れようとしたりファイルを開こうとしないでください。
仮にあなたの情報が載っているかもしれないと思っても、攻撃者を利するだけです。
個人情報の違法な取得は刑事罰になる可能性が高いので、なおさらオススメしません。
ロシアのハッカー集団BlackSuitがダークウェブに個人情報を暴露したことは、すでにKADOKAWAからおかわりを要求できないことを意味することに、当のハッカーは気づかないのだろうか。
たとえば1000人ぶんの個人情報をネット上に暴露したとします。
このあとにいくら1万人や10万人ぶんの個人情報を公開するぞと脅されても、KADOKAWAさんとしてはすでに1000人ぶんが漏れているからこれが10倍、100倍になっても同じことなんですよ。
だから、流してしまった時点でBlackSuitはこれ以上KADOKAWAからビットコインを脅し取れなくなったわけです。
もしBlackSuitに戦略的な判断力があったら、最初からすべての個人情報の量を明確にしてKADOKAWAと交渉するべきだった。
おかわりができると思い込んだからこそ、分割して流出させようとしたのかもしれないが。
前記したとおり、一度流出されたのだからそれが次々と10倍、100倍と増えていっても、企業としてのダメージは変わらない。
「ランサムウェアで脅された企業からの流出データ」という単一の呼称の範囲が広がっていくだけです。
私としてはニコニコ動画はほとんど見ていなかったし、クレジットカードは持っていないしでダメージはないのですが。
KADOKAWA系の作家さんの個人情報が漏れているとすれば、怖い気持ちもわかります。
今はKADOKAWAが発表する内容だけを追いかけて、X (Twitter)で「フォロー0、フォロワー0」の煽りアカウントに踊らされないようにしてください。
もしKADOKAWAが流出された個人情報を確認すれば、必ず連絡が来ます。
本来なら担当編集さんから直接電話してくれるとありがたいですが、おそらくメールやメッセージで送ってくると考えたほうが的確でしょう。
文面を統一できて、大量に対応するにはそれが最適だからです。
X (Twitter)ではつねに「KADOKAWA」「ニコニコ動画」「ドワンゴ」あたりの単語での検索はしない。
するとしても「フォロー0、フォロワー0」の煽りには惑わされないこと。
とくに「comedydouga . com」とやらを引用リンクに張っている投稿はすべて無視することが大切です。
交渉はKADOKAWAとBlackSuitとが直接あたっているのだから、この二者以上に知っている人がいるはずもないのです。
だから作家やユーザーの方々は、継続して交渉を行っているKADOKAWAからの発表を待ちましょう。
煽りアカウントを信じない。煽られない。
当事者のひとりであるKADOKAWAの対応だけを注視してくださいませ。
追記:2024/7/2 18]50
本日のBSフジ『FNNプライムニュース』は今回のKADOKAWAサイバー攻撃を機に「ランサムウェアへの対抗策」についての討論が観られるようです。
これはチェックしておかないといけませんね。