近くもなく、遠くもない人との別れが多い一年です。
続柄上の繋がり、身近な他人、知人の家族、そして今日訃報の知らせを受けた、かつての恩師。
自他ともに認める薄情な人間なので、悲嘆するようなことはありません。
葬儀に参列した際にも、涙を流すことはありません。
ただ、よくない方向に深く考え過ぎてしまう傾向があるので、ちょっと気を張ってます。
気を紛らわせるために何か書こうと思ってもやっぱり逆効果で、じゃあ何か読もうと思っても、それもどこか上の空で。
こういう時に、自分で書いた小説を読むと、不思議と気持ちが落ち着くのです。
カクヨムで公開している作品以外の、人間的に一番壊れてた頃の作品。
いわゆる、希死念慮が一番濃かった時期でもあって、そのままの感情を書き殴ってるときもあるし、必死に抗ってるときもあって、これらの作品を読むと、今の自分がいる場所がよくわかる「指標」のような存在になっています。
そんな作品の中から、今日はふとあれ読みたいなーと思って掘り返した作品を先ほど公開しました。
「強く」
https://kakuyomu.jp/works/16817330652712155489/episodes/16817330667569405273あの頃、なぜこんな作品を書いたのか、なぜ今日になってこの作品を読みたいと思ったのか、我ながらちょっと不思議な思いです。