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愛犬が亡くなり、半月、すべての活動を停止していました。来週から再開したいと思います。

7月12日(金)から海の日をはさんだ三連休(13~15日)と16日まで4泊5日で、西日本で介護されていて、もう長くはないと言われていた愛犬「ミスティ」(英国ゴールデンレトリバー15歳2か月)に会いに行こうと、7月9日ふっと思い立ち、自動車で約650km。10時間かけて行きました。近畿地方にいる娘も13日夜到着しました。

本来の理想体重は26kg。もう起き上がることもできず、17kgしかない身体で、頑張って頑張って生きて私と娘を待っていてくれました。13日はまだシリンジを差し込むと、流動食を食べてくれましたが、「もう、だめだろう」という状況になっており、14日(日)夜。ついに嚥下できなくなりました。

夜9時。家族で話し合い、「もう、持って2.3日だろう。でも、15日昼に娘は帰り、私も16日早朝には帰る。死んだらミスティを見守る人がいない。どうする!」となりました。

娘が「母さん、あと1週間、滞在を延ばしてくれないか?」と言い出し、確かに私なら場所を選ばず仕事ができるので、看取ることはできるけれど、精神科の薬を持ってきてないから、1週間薬なしは絶対無理でした。

娘が、「自分がこれから650km高速飛ばして薬を取りに行き、宅急便で送って、そのまま近畿へ帰る」ということになりました。

14日夜10時。
ミスティはまだ生きているのに、娘は次にあうときにはもう亡くなっている。生きているミスティと今生の別れだったので、大泣きしながら荷造りして、ミスティのそばから離れられず、ぼろぼろ泣きながらやっとの思いで出発しました。

15日(月)朝着き、薬や必需品を段ボールに入れて宅配で送り、私の家で数時間仮眠をとって帰ったそうです。

16日(火)早朝5~6時の間に亡くなっていました。
ちょうどその時間、私は夢を見ていました。ミスティを自動車に乗せて、どこか目的地があってそこへ行こうとするのですが、どうやってもたどり着けないし、「私はこの道じゃなくて、その上の道に行きたいのに、どうして行かれないの?」と、道に迷っていました。

私とミスティの道が分かれたんだと思いました。
そして、ミスティが「ぼくはこっちの道を行くけど、お母さんはついてきちゃいけない」と迷子にさせたのかな? とも思いました。

16日から次の週末娘が帰ってくるまで、猛暑の中遺体を冷凍保存するため、毎朝1kgのドライアイスを買いに行っていました。

21日(日)10:00~火葬しました。
たくさん花を飾り、お気に入りの超小型犬用の100均で買った「シャチちゃん」と「骨ちゃん」も入れました。

骨上げの時に、焼いてくれた方が骨の説明をしてくれて、内臓付近が真っ黒だったんですが、癌の痕跡だそうです。大型犬はほとんどが癌で亡くなるそうです。
牙と爪をロケットに入れて、娘に渡してくれて、私にも爪を二つ入れてくれました。

大型犬の15歳は、人間の110歳だそうです。よく生きたと思います。大型犬の寿命は10歳で、それ以降は「神様からの贈り物」と呼ぶそうですが、ミスティはまさに「神様からの贈り物」でした。

3歳児程度の知能があり、他の犬と会っても一切反応しないし、人が大好きで、吠えたり飛びついたりもしない。犬嫌いの人と会うと「私、犬が怖くて大っ嫌いなのに、どうしてこの仔は撫でられるのかしら?」と撫で繰り回す、そんな仔でした。

宅配業者が来ると、「ぼくが出る!」と真っ先に玄関へ行き、戸を開けると咥えたシャチちゃんを見せて、「かわいいシャチちゃんだね~」と言って撫でてもらうと満足して、部屋に戻っていく仔でした。普通の犬は、玄関を開けたら最後、「ちょっと行ってくら~」と脱走を図りますが、ミスティは脱走はおろか、ノーリードでも散歩ができる仔でした。

本当に奇跡のような仔でした。最期まで仔犬のような顔と気質でした。だから、「神様からの贈り物」だったと思います。15年この世で生きて、「神様にお返しする日が来たのだ」と思っています。

7月13日、私と娘が来るまで頑張って頑張って生きて待っててくれて、会えたから満足して、16日早朝、神様の元へ帰って行ったんだと思います。
私たちの都合に合わせてくれた、すごい最期だったと思いました。

22日(月)。ミスティの遺骨を持って、標高1500mの自宅に戻ってきました。
これから彼岸までは、ここで涼しい風に吹かれて、お空を自由に走り回ってくれると思います。

彼岸には納骨します。

ペットロスは、本当に多くの方がなりますが、私は「やり切った」「一片の後悔もなくミスティと過ごした」と、満足感の方が強いです。

「神様にお返しした」

その気持ちがものすごく強いです。

添付画像は、「メモリアルスタンド」の雛型です。
「Misty 君は神様からの贈り物だったね 2024.7.16」


月曜日から、また、小説をアップしていきます。


SF
「エンジェル(左目の記憶)」

https://kakuyomu.jp/works/16818093079854000274


異世界ファンタジー
「うさぎ娘とすっとぼけ野郎に課せられたミッション --かぐや姫ちゃんを探せ!」

https://kakuyomu.jp/works/16818093074747194806

よろしくお願いします。

2件のコメント

  • 最期に一緒でよかったです。
    看取りは悲しくて辛いけど、飼い主として絶対に避けては通れないところですもんね。
    ご冥福をお祈りいたします。
  • はい。5月に「これが最期」と会いに行ったんですが、その後2か月がんばって生きていたので、三連休だからと行ったら、ミスティ、本当に頑張って生きて待っててくれました。最期を看取り、納得して別れることができました。
    ありがとうございました。
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