数ヶ月越しのあとがきですねー。
カクヨム甲子園で最終選考まで残ったこの機会にあとがき書きます!
見上げた空は青かった、このお話はほとんど実話と言っても過言じゃないかな。うん。言い過ぎではないよ。
佐藤はですね、中学時代に走幅跳に青春を捧げる少女だったのですよ。(←急に始まる思い出話)
本作の和紗が私で、越智先輩は私の大好きな先輩(さすがに名前は違うけどね)。関係性もほとんど変わらないし、全助走対決もほぼ毎日やっていたんじゃなかったっけな? 一緒に跳びながらなぞなぞとかしてたし、砂遊びとかも時々してた。同じ種目の唯一の先輩だからでしょうかね、友達みたいな距離感で本当に超えたい目標でありライバルで、大好きで尊敬する先輩でした。きっとこれを人は好敵手と呼ぶのだろう。
そんな先輩ともですね別れが来てしまうのですよ。大会のシーン思い出してくださいな。後ろに山がある土の競技場が毎年3年生の引退試合だったのですよ。(←まんまじゃんとかいわないで?)
あれはとても暑い日でした。(3年間ずっと暑かったけど)
大好きな先輩の最後の大会はどうしても勝ちたくて、結構いい線いったんですけど負けましたね。10センチくらい。んでその後1年ほどかけて最終的な佐藤の自己ベストがですね、やっぱり勝てなかったのですよ。その先輩に4センチ。
悔しかったよ? でもやっぱり先輩は先輩なんだよなぁって思って、それが何故かすごい腑に落ちた。書くとしたら先輩との関係性を書きたいなぁって感じですかね?
なんと言いますか、昔語りをしていますが17年の決して長くは無い人生で1番楽しかった思い出かもしれない。うん、跳ぶのが楽しかった。学校かなりの頻度で行きたくなかったけど、先輩に会うため、部活するために学校通ってた。佐藤は幅跳にご執心でした。ああ、もう1回跳びてぇ……
まぁ、時間を少し戻して先輩の卒業式ですよ。
かわいい佐藤はですね、お手紙書いたの。その手紙を書いたことを思い出したのが「見上げた空は青かった」を書こうを思ったきっかけでした。恥ずかしいことにね、ちょいちょい引用してるかもしれない。(←言わなきゃバレなかったやつ)
休校期間中暇で、友達(まりあ’とか)にもともと小説書いたやつ見せてたりしたから、「よっしゃ、ネットにあげたろ」(急に何を思い立ったのだ!?←カクヨムにログインを思い立った!)とか、そんな矢先のカクヨム夏物語だったのですよ。
どうせ書くならコンクール出してみたいじゃん。夏の思い出? そんなのこれしか思い浮かばないでしょう! 引退してから2年? そんなの関係ないわ! だって思い出はあの時のまま鮮明なのだから! 的な勢いで書いちゃった。まあ、夏物語は選考にすら残らなかったんですけど。勿体ないからカクヨム甲子園に出した次第です。
すごい跳びたい欲に駆られた。陸上、高校ではやってないのにね……大学でまたやろうと思います。
描写に関して。
陸上競技の臨場感、走幅跳の浮遊感や軽快さ、そこにかける思いが伝わればいいと思う。泥まみれの日々もその思い出は綺麗だった……これさえ伝わればもう何も無いよ。だいぶシンプルな描写だったと思うし。個人的には引き算の美だと思っているけどね!
「宙を翔ける」このところ本当に好きなのですよ。走幅跳の経験者なら分かると思うんですが、零コンマいくつのあの瞬間。「飛べる」んですよね。スパイクのピンが踏切板を蹴った直後、カツって音の後に身体は空なのですよ。調子がいいとすごく長い滞空時間に感じるんですよね。
最初の数十行で跳ぶ瞬間のあの感覚を拙い語彙の中、頑張って伝えようとしたんですけど大丈夫でしたかね?
登場人物紹介。
村澤和紗
中学2年生の女の子。専門は走幅跳。メガネっ子。越智さんだいすき。陸上は初心者だったけど、跳んでる越智さんに(ある意味)一目惚れして入部を決意した。
越智さん(下の名前は考えてなかった)
中学3年生の女の子。専門は走幅跳。黒く長いポニーテールが特徴。ちょっとどころじゃなくお茶目。和紗は可愛い後輩でありライバルだと思ってる。先輩の威厳を保ちたい。
今作品の登場人物の名前は漢字辞典をテキトーにはぐって出てきた漢字をもとに考えました。意味を持たせることを知らなかった、まだ無知な自分ですねー。
もう言い残すことは無い。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回のあとがきはすごい駄文だと言う自信がある。