構想考えて1週間くらいで書き上がるかなー、とか思っていたバカは何処にいる!? 企画終了ギリギリじゃないか。
どうしても王道パターンが書きたかったんです。自分の大好きな要素詰め込んだ(今回はドロドロなのじゃない)綺麗な恋愛ものが書きたかったんです。
ここからネタバレあるかも
書きたかったけど書ききれなかった話とか裏話
登場人物の名前。
春川桜子、秋田葉太ってきたら、夏と冬を出さなくちゃという使命感。生まれたのが冬野真雪と夏木先生。夏木先生の下の名前は考えていなかったぜ……。
秋田が国語教師の訳。
真雪は入院生活長いじゃない? 必然的に本読むよね? 秋田少年も読むようになるよね? はい、現国教師ー、みたいな中身の薄い理由でした。
桜子の名前。
一応伏線と言うにはお粗末すぎるけど張ってあったので回収しマース。真雪は「桜のお花がいちばんすき」でした。ちっちゃい子供ってきょうだいを欲しがるものですよね。真雪も例には漏れず「妹が欲しい! お名前に“さくら”を入れて欲しいの!」と。真雪ママ「今度お姉ちゃんになるのよー」と伝える間もなく真雪急逝。冬野家に女の子が生まれた。「あなたは桜子よ!」みたいな。(なんだこの疾走感)
夏木先生。(めっちゃ長ぇーよ?)
大学時代からの友人で当時から淡い恋心的なのを抱いていた。でも、秋田とは友達でいることが長くてその距離感が心地よくて、想いを伝えられずにいた。そしたらまさかの居酒屋での真雪の存在を知る。手に入らないような相手なら私にしなさいよ、私ならあんたの前から居なくなったりしないわよ! 的な感情ですかね。ちょっとだけ秋田を不憫に思ったりして。それからというもの、秋田がだんだん苦しそうな笑顔をするようになる。(あなたをずっと見てるからちょっとした変化に少しだけ早く気付いてしまった、みたいで)心配になって電話する。原因なんて知っていた。皮肉なことにね、貴方とは友達だから。苦しんでいるなら楽になって、貴方の好きな人は私じゃないのは知っている。潔く友達として貴方の傍にいることを選ぶから。……ごめんね、夏木先生。貴女をこんな辛い立場にさせてしまって。自分をめちゃくちゃ重ねて書いたことに原因があるのだねぇー。「貴女はいい友達だと思ってる」とか聞き覚えの極み。秋田なんかより、いい男捕まえた未来があるといいね。(夏木先生の話で1本書けそうなのは気の所為だろうか……)
桜の花言葉の話。
「私を忘れないで」という意味があることを思い出して、この文をどうしても使いたかったんです。この文にちゃんとした意味を持たせるためには? ……生まれ変わろうか、桜子。と、この物語の大筋が決定。あとから調べてみたことの報告。精神美、優美な女性、純潔……とかの方がポピュラーなのかもしれない。作者は「私を忘れないで」の意味の方で知ってしまったのである。
───書きたかった話はこのくらいかな?
わざわざ“あとがき的なヤツ”まで読んでくれた皆さんありがとうございます。
拙い文章、ヤケに読みにくい構成、目に余る誤字など反省点は尽きません。これでも自分の自信作なんです。
この作品が誰かの心に届きますように。