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新説・竹取物語

沼らせ女ということで、かぐや姫の話を題材に書こうと考えていた。
そんな時に偶然にもクロノヒョウさんが近況ノートでお題企画をやっており、そこに参加させてもらう形で『新設・竹取物語』を書かさせてもらいました。

今回の発想は「沼らせ男/沼らせ女」で何か書こうと考えていた時に、日本の沼らせ女って誰だろう。歴史上にそういう人物いたかな?と調べたところからはじまりました。

結局、歴史上の「沼らせ女」は見つけられなかったのですが、ふと「そういえば、かぐや姫」って男にすごく貢がせていたよな(曲がった解釈)と思い、今回の話を書きはじめたというわけです。

竹取物語自体は童話の「かぐや姫」で書かれている時は、かなり表現が柔らかいものになっているようで、実際の竹取物語について調べていると残酷だったりもしています。

龍の首の珠を探しに行った大伴御行は船で探索するが嵐に遭ってしまい、更には重病にかかり両目は二つの李(すもも)のように腫れてしまったとか。すももってかなり大きいですよ。しかも大伴御行って役職は大納言なんです。かなり偉い人ですよね。
また、燕の産んだ子安貝を探しに行った石上麻呂。この人も中納言という役職についていたわけなのですが、ツバメの巣をみつけて屋根に上ったところ、そこから落ちて怪我をして、最後には病に臥せって死んでしまうというのです。

無理難題を言われて、それを真剣に探しに行って、命を落としてしまうものまで出る物語。
みんなを振り回すだけ振り回して、最終的には月に帰っちゃうって、かなりの沼女ですよ、かぐやは。

私の物語では月に帰るのは嘘で、帝の求婚を蹴ってどこかへ逃げたという形にしましたが、月に帰っちゃえば、帝であったとしても、手の届かない存在になっちゃいますもんね。

というわけで、長くなりましたが、もしよろしければ、ご一読いただけると嬉しいです。

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