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拳王伝にレビューいただきました!

 その文章を読んだ時、あまりの熱量に身体が呼応した。
 熱い。熱いぞ。
 むんとした空気が漂っているのを感じられるほどに熱い。

 いきなり出てきたのは、朝倉海の名前だった。
 最近売り出し中の格闘家として、名の知れている男だ。
 ただ、朝倉海の名前など格闘技に興味のある人でなければ、なかなか出てこない名前だ。
 下手したら男性でも、朝倉海の名前は知らないかもしれない。

 そして、ブルース・リー。
 こちらは武術家であり、映画俳優でもあった伝説的な人だ。
 こちらは男性であれば、一度は聞いたことがあるはず(もしかしたら、若い人は知らないかも……)。

 だが、レビューを書いてくれた朝吹さんは女性だ。
 女性から朝倉海やブルース・リーの名前が聞けることなどは、ほとんどない。

 しかも、おっさんが殴り合うだけの拙作「拳王伝」をしっかりと読んでくれているのだ。
 他の作品に比べて、この作品は完全に女性を無視した形の小説である。
 登場人物は漢。漢と書いてオトコと読むのだ。

 出てくるシーンも、肉体労働者たちが食事を取るような昭和感丸出しの食堂だったり、夜中の建設現場だったりと汗臭さしか感じない。そんな場所で、おっさん同士が血と汗を流しながら殴り合う小説。
 それが「拳王伝」なのだ。

 そんな小説のレビューを朝吹さんは熱い言葉で書いてくれた。
 もう感謝しかない。

 私は、いろいろなジャンルの小説を書いたりしているが、この「拳王伝」だけは本当に自己満足で書いている小説だった。あまり読者を意識せず、書きたいように書く。そんな小説にも関わらず、熱いレビューをいただけたことが本当に嬉しいです。

 この場をお借りして、お礼申し上げます。
 ありがとうございました。

2件のコメント

  • こんにちは。
    完結前のレビューは嫌かもしれないと遠慮していたのですが、オスミオ作品にレビューを書くならこれだと決めていたので、いいや書いちゃえ~って書いちゃいました。
    朝倉海って知られてないものなんですか?
    格闘技に興味はありませんが、朝倉未来(みくる・兄)朝倉海(かい・弟)の名は知っていました。


    「拳王伝」は、男性はアクションシーンをどんな風に書いてるんだろうと読み出したような憶えがあります。
    変な商業誌だったら「先生このあたりでひとつ女との濡れ場を書いて下さい」「家庭を出しましょう」って原稿に注文がつきそうですけど、
    そういうのは要らない!
    バリバリの硬派な、野獣が吼えているような、拳だけで骨を砕き、ただ血潮を燃やすようなもの。
    強い男がより強い拳を求めて腐った匂いを放つ裏道で相手を探し、折れた歯を路地に吐き出し膝蹴りをくらって反吐をはく。
    多分そういうのが徹底的に書きたいのだろうこの方は。
    と、応援したくてレビューを寄せてもらいました。
  • 朝吹さん、レビューありがとうございます。
    全然途中でも構いません。嬉しかったです。
    ここだけの話、拳王伝に関してはまだ終わり方を見つけてもいませんので……。

    朝倉兄弟はそれなりに知名度あるんですね。
    私の周りだと知っている人多いのですが、みんな格闘技好きだったりしていたので(男女問わず)あまり知名度がわかりませんでした。

    アクションシーンは、私の場合は格闘技を少し齧っているので頭の中である程度は組み立てらて書いたりしています。こんなシチュエーションだったら、こうやって戦うみたいな(妄想?)。

    濡れ場も家庭的なシーンもなく、今後もひたすら我が道を真壁は行き続けるかと思いますが、応援のほどよろしくお願いします。

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