公募用の長編のプロットを練っています。
すでにキャラクターや舞台の設定は整ったのですが、肝心の事件のトリックが全然思いつかない!
これがミステリ書きの大変なところだなと思います。
とりあえず序章的な最初の3000字は書いたので、そろそろ事件に向けて物語を進めていかなければいけません。
ミステリでなければ、なんとなく書き進めていくこともできるのかもしれませんが、本格ミステリなのできっちり事件とトリックを考えて伏線を張っておく必要があります。
密室ものにしたいのですが、なかなか思いつかないので『三つの棺』の密室講義を読み返したり、新たに鮎川哲也の「白い密室」と「赤い密室」や史上初の密室ミステリと言われるイズレイル・サングウィルの『ビッグ・ボウの殺人』などを読み漁っています。
短編の「赤い密室」は特に素晴らしいと思いました。さすがは鮎川大先生です。アリバイものだけでなく密室ものの傑作も書いていたとは!
正直、ありふれた密室トリックでも良いとは思っているんですが、バレバレでは困るわけです。
書きたい物語があるだけにもやもやしてしまいますが、これが産みの苦しみですね。
あと数週間は苦しんで頑張ってみます。
もし、おすすめの密室ミステリがあったら教えてください!