7月末ころからずっと書き続けていた『コスモス〜宇宙物理学者の密室〜』は先週ようやく完結しました。鮎川賞に出すので、早速ですが今日の深夜くらいには非公開にしたいと思います。読んでいただいた方々、大変ありがとうございました。
以下、余談。鮎川賞はテキスト形式での応募になります。つまり、応募原稿自体は横書きになってしまって40✕40字詰めでもないので、規定に合っているのか不安になります。テキスト形式にする前にWordで40✕40字詰めにして枚数を確認し、誤字チェックもしているくらいなので、大丈夫なはずですが。梗概も忘れずに書いてあります。
今後もまたミステリを書いていきますが、何を書くかは未定です。一つは、過去に福ミスに向けて書いていた本格ミステリのアイデアがあるので、これを改めて書き切るというもの。こっちでは「地球は密室である」とか言ってます。そして、またしても科学知識をたくさんひけらかしています。今回の投稿作が万が一にも受賞したら、これが続編になるでしょう。まぁ今すぐかどうかはともかく、このアイデアはいずれ絶対に形にします。
あるいは、アホらしい大トリックが気に入っている中編の『百角館の殺人』にきっちりとしたフーダニット要素を加えて長編にして星海社の新人賞に出してみるというのも手。それこそ100人の容疑者から1人の犯人を絞り込むとか。星海社だったら講談社系で、しかも破天荒な作風も良しとしてくれそうです。最近の星海社の「本格ミステリ」がことごとく初期のメフィスト賞みたいなノリですから。
あとは完全新作を書くかです。ネタもトリックもありませんが、SF系で書いてみたいなという気持ちはあります。短編にしかならない密室ネタはいくつかあるので、とりあえず書いておくとかもありです。これが一番有力かも。
それでは。