7月頃から書いている『コスモス〜宇宙物理学者の密室〜』を改稿しながら順次公開中です。鮎川賞に応募するので10月末には非公開にします。
https://kakuyomu.jp/works/16818093081109806924Web小説として読みにくい文体なのは申し訳ありません。そもそも本格ミステリですし、Webウケは全く狙っていません。
この作品はガチガチの本格ミステリですが、最近の日本の本格ミステリとはあえて異なる点も大きく二つあります。
1.クローズドサークルではない
現代ではスマホがあるから特殊な状況でないと本格ミステリが成立しないという人がいますが、そんなことはないと信じています。特殊設定でもありません。現実にあり得る犯罪が現実に存在し得る環境で起こっています。
2.ラノベ風キャラではない
これは新人賞では不利になってしまうかもしれません。2010年代の有名な新人賞受賞作である『体育館の殺人』と『屍人荘の殺人』の探偵はどちらもラノベに強く影響を受けたキャラです。そういうものが売れる時代なんだと思いますが、私自身はラノベもアニメも通ってきていないのでそんなキャラが書けませんでした。でも、小説なのでラノベ風でないのは全然ありだと思うんですけどね。
現時点での明らかな欠点としては、キャラが弱いこと、理系ネタが難しすぎること、情景・人物描写が少なすぎることです。あと一ヶ月で改善していきます。改稿しながら気づきましたが、初長編ということで10万字を書くのに精いっぱいになっているのが見え見えですね。次作はもうちょっと肩の力を抜いて書いてみたいです。