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感嘆詞

詩というと、“ああ”とか“おお”とか書きたくなってしまう。主体の感嘆が端的に示されるからだが、主体の感嘆が示されてもそのとき、読者は必ずしもおおもああも思っていない。漏れる声を書き付けることには、臭みが生じてもくる(あざとさというか)。なので、ああやおおとは書かない(書いてしまうけどね)。叫びが滑り落ちていく先には怯懦が構えた檻(渋沢孝輔)がある。光太郎が「あなたの力の健康さよ」と読者に喜びを伝えるように、ああやおおを読者の口から導きだしたい。

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