ふわもこ村特別話「感謝を込めて、魔法のお茶会」
春の柔らかな日差しが差し込むふわもこ茶屋に、ミア、リリー、さゆりが集まっていた。モフモフは窓際の籐椅子で、いつものようにまどろんでいる。テーブルには、ミアの淹れた特製の「思い出の花茶」が温かな湯気を立てていた。
「みんな、今日は特別なお茶会なの」
ミアの声には、普段より一層の温かみが感じられた。
「実はこのふわもこ村の物語が、今日で100話になるの! これって、本当に素晴らしいことだと思って……」
●転生したらモフモフの相棒ができました! ~ふわもこ村癒し系魔法使いのゆるふわライフ~
https://kakuyomu.jp/works/16818093082322183527 リリーは花の香りのするお茶を両手で包み込むように持ちながら、瞳を輝かせた。
「私たちの日常を、こんなにも長く見守ってくださる方々がいるなんて……!」
さゆりは本屋の主人らしく、物語について思いを巡らせる。
「まるで魔法のような不思議な縁を感じます。毎日私たちの物語を読んでくださって、さらに❤までつけてくださる方々がいらっしゃるなんて……本当に素晴らしいです……」
窓からの風が、テーブルに飾られた花々を優しく揺らす。ミアは深い感謝の念に胸が熱くなるのを感じていた。
「特に毎日読んでくださる方々には、本当に感謝の気持ちでいっぱいなんです」
お茶の湯気が、まるで感謝の想いを表すかのように、ハートの形を描いて立ち昇る。
「私たちの小さな幸せや、時には悩みも、すべて見守っていてくださって……」
リリーの目に、小さな涙が光った。
「そうですね……」
さゆりが静かにうなずく。
「本は読者の方々の心の中で完成するって言いますもの。私たちの物語も、読んでくださる方々とともに紡がれているのかもしれません」
モフモフが目を覚まし、ゆっくりとミアたちの方へ歩み寄ってきた。
ミアはお茶を一口飲み、優しい笑顔を浮かべる。茶屋中に、淡い光の粒子が舞い始めた。それは読者への感謝の想いが、魔法となって現れたかのようだった。
「これからも、みなさまと一緒に物語を紡いでいけたら嬉しいです。新しい魔法も、優しい気持ちも、すべては読者のみなさまのおかげです」
光の粒子が、まるで万華鏡のように美しい模様を描き出す。
「これからもよろしくお願いします!」
ミアの言葉に、温かな魔法の光が一層輝きを増したのだった。
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(100話も続けられて本当に嬉しいです! これも皆様のご愛顧のおかげ……あとこっそり3600PVありがとうございます! これからもまったりほっこりと続けますー)