子供の頃、夢中で読んだのがハワードパイル版ロビンフッドの冒険ですね。よくある世界の名作シリーズの一つでした。両親が購入してくれて、確か毎月一冊届いていたと思います。
長じて、ケビンコスナーのロビンフッドも、気に入ってよく見ていました。
本作でも大活躍するちびのジョンが、子供のころから好きでして。
でも、ロビンフッドって、終わりが悲しいじゃないですか。英雄ロビンがだまし討ちに遭って死んでしまう。ちびのジョンは悲しみの中で、彼のヒーローロビンフッドを埋葬しておわる。ロビンはイングランドの英雄として、人々の心に永遠に住み続ける、という最後なんですが、さて、ねじまげ物語版、ロビンフッドのラストはどうなるのかも気になるところですね。
・ここから、ネタバレになってしまいます。
本作では、ほらふき男爵ことミュンヒハウゼンと、中間世界からやってきた侍(幕末の日本から中間世界にわたった幕臣の子孫――真相里見八犬伝の奥村仁右衛門の子孫という設定)奥村親子を仲間にした主人公、牧村洋一が両親の仇を討つべく、本の世界へと飛び込みます。選んだタイトルは、「ロビンフッドの冒険」
けれど、物語はすでに宿敵ウィンディゴの手によって改編されており、ロビンは冒頭から死んでおり、森の仲間たちもてんでバラバラ。ちびのジョンすら、州長官の家来になっている始末です。さらに、太助(侍の子供)と洋一は、それぞれの守護者からはぐれ、子供たちだけで、この窮地を脱しなければならなくなります。
はたして、洋一たちは、ロビンを救い、物語を正しいエンディングまで導くことができるのか、というのが見所です。