この物語にはアーサー王と円卓の騎士も登場しますが、すっかり手垢のついたキャラクターを登場させるのもなかなか難しいもんですね。どちらかというと映画の方でなじみがあったりします。
映画というと、本に出てくるモーティアナはケビンコスナー版のロビン・フッドに出てくる魔女ですし(これは名前が同じなだけですが)、アジームについては容姿までまったく同じということになっています。つまり、この物語はたんなる本の世界ではなく、これまでロビンにかかわりつづけたさまざまな創作物が影響した世界、ということなんですね。
ロビンフッドとアーサー王がどう関わるのかも見所ですが、ロビン一味の宿敵として、あのモルドレッドも出てきます。アーサー王を殺した悪い奴ですね。どんな関わり方をするんでしょうか。それも見所の一つとなっています。